マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は2026年F1中国GPでリタイアに終わり、開幕から苦しい状況が続く中でフラストレーションを爆発させた。これでフェルスタッペンは開幕4戦中3戦で無得点となり、2025年6月以来となるリタイアを喫した。新レギュレーション下でタイトル争いに加わると見られていたが、ERSの冷却問題や扱いづらいマシンに苦しんでいる。
レース中、その苛立ちは無線でのやり取りに色濃く表れた。エネルギーマネジメントへの不満は序盤から噴出する。「なあ、このブーストボタンは何なんだよ」バッテリー回復のためコーナーでのリフト&コーストが続く中、フェルスタッペンの不満はさらに強まっていく。「レースの半分ずっとリフトしてるじゃないか、なんでだよ」ジャンピエロ・ランビアーゼは状況を説明しながら対応を続ける。セクター2、特にターン7と8でタイムを失っていることを伝え、さらにターン6でのロスにも言及した。レース中盤、両者のやり取りは一気に緊張感を増す。「タイヤがもうダメだ。何もできない」「マックス、前後のマシンとの差の主なロスはターン6のブレーキングと立ち上がりだ」「オンボードを見てくれ」このやり取りに対し、ランビアーゼは強い口調で応じた。「私は君の味方だ、マックス。助けようとして情報を伝えている。それだけだ」その後も細かな指示は続く。「ターン6でリフトは必要ない」「ターン1と14では必要だ、頼む」しかし状況は改善せず、ラップ44にマシントラブルが発生。後にERSの冷却不具合と判明し、フェルスタッペンはリタイアを余儀なくされた。マシンをピットに戻した後、ランビアーゼは無線でこう伝えた。「ついてなかった、すまない」両者のこうしたやり取りはこれまでも見られてきたが、通常は優勝争いの中でのものだった。しかし2026年シーズンは状況が異なり、苦戦が続く中でその緊張はより顕著になっている。レッドブルにとって、この流れを断ち切れるかどうかが今後のシーズンの重要な焦点となる。
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