マックス・フェルスタッペンは、アゼルバイジャンGPでのポール・トゥ・ウィンについて「素晴らしい」と語り、日曜のレースを快適にコントロールしてF1で2連勝を飾った。レッドブルのドライバーは、バクー市街地サーキットでの51周を首位を譲らず走り切った。ポールからスタートして序盤のセーフティカー再開後もリードを守り、カルロス・サインツ、続いてジョージ・ラッセルを引き離し、彼らが表彰台を完成させた。
「今週末は僕たちにとって本当に信じられないほど素晴らしかった」とフェルスタッペンは、2025年シーズン4勝目を挙げたあとに語った。「もちろん、先週末もすでに素晴らしかったけど、またここで勝つことができたのは本当に最高だと思う。レースでもマシンは2種類のコンパウンドのタイヤで本当に良く機能していた。常にクリーンエアの中で走れたし、そのぶんタイヤをいたわることもできて、かなりシンプルな展開だった」「もちろん、ここで走るのは簡単じゃない。今日はすごく風が強くて、クルマは常にかなり揺さぶられていたけど、もちろんこのパフォーマンスにはとても満足している」予選では前日の土曜に前例のない6回の赤旗が出る混乱があったが、決勝はピアストリのクラッシュによるセーフティカー以外は波乱も最小限にとどまった。「レースではもう少し慎重に行かなきゃいけない」とフェルスタッペンは説明した。「リスクを冒すことはできないし、タイヤマネジメントでも1ストップ作戦を成立させたいからね」「みんなその点では慎重になっていたと思う。それに今日使ったミディアムとハードは、それまであまり使われていなかったコンパウンドだった。だからすべてがうまくいったんだ」「もちろん、セーフティカーがあまり出なかったのは本当に嬉しかった」ドライバーズ選手権リーダーのオスカー・ピアストリがオープニングラップでクラッシュしてリタイアし、ライバルのランド・ノリスも7位に終わったことで、フェルスタッペンは残り7戦でポイント差を69に縮めた。しかし、マクラーレンが今季最悪の週末を過ごし、バクーでコンストラクターズ選手権を逃したにもかかわらず、フェルスタッペンはタイトルの可能性について慎重な姿勢を崩さなかった。「現時点では言うのは難しいけど、ここ2戦は本当に素晴らしいものだった」とフェルスタッペンはタイトル争いについて語った。「シンガポールはまたまったく違うチャレンジで、ハイダウンフォースになるけど、そこで何ができるか見てみようと思う」