マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・レーシングはペースセッターであるマクラーレンに大きく遅れをとっており、2025年のF1世界選手権シーズンは「ただ参加している」だけで、チャンピオンシップを積極的に争っているわけではないというフィーリングを持っていると語った。バーレーングランプリの予選では、レッドブル・RB21の欠点が露わになり、フェルスタッペンはポールシッターのオスカー・ピアストリのペースから0.5秒以上遅れをとって7位に沈んだ。
Q3でクリーンラップをまとめるのに苦労した選手権リーダーのランド・ノリスでさえ、アルピーヌのピエール・ガスリーに敗れてしまった。日本GPでの衝撃的な勝利から1週間後、フェルスタッペンはバーレーンでオランダのメディアに落胆した口調で語った。「マクラーレンは、今の僕のライバルではない。僕はただこの世界選手権に参加しているだけだ」とnl.motorsport.comにフェルスタッペンは語った。さらに、タイトル獲得を狙っていないという意味なのかと詰め寄られると、「いや、狙っていない」と答えた。フェルスタッペンは、2月のバーレーンでのプレシーズンテスト中に、レッドブルとマクラーレンの差をすでに認識していたと語った。「マクラーレンとの差を見れば、驚くことではない。」とフェルスタッペンは語った。「冬のテスト中にもすでにチームにそう言った。『差はコンマ5秒だ』と。そして、それが今証明された。そういう意味では、僕は正しかった」鈴鹿では、フェルスタッペンは首位をキープし、キャリア通算64回目のポール・トゥ・ウィンを達成した。しかし、バーレーン・インターナショナル・サーキットで7番手からスタートするフェルスタッペンは、今回は表彰台に上れるかどうかさえ確信が持てない。「ランド(・ノリス)は通常、彼らのスピードを活かしてただひたすら先頭を走るだけだ。もちろん、後退するアルピーヌもあるだろうが、それ以外は我々のペースはどれも似通っているので、順位を上げるのは難しいだろう。ベストを尽くすけど、それが表彰台に上るのに十分なのか、それとも6位にとどまることになるのかはわからない」