マックス・フェルスタッペンは、突然、競争が激化した2024年F1シーズンの残りの戦いに向けてチャンピオンシップのリードを維持しようと奮闘しているが、また新たな打撃を受けた。バルセロナではほとんど注目されなかったが、マックス・フェルスタッペンはスペインGPの前に4基目、割り当てのなかで最後のエンジンを搭載しており、5基目を使用したことによるペナルティは基本的に避けられない状況となっている。
つまり、フェルスタッペンのマシンに搭載される次のエンジンには10グリッド降格ペナルティーが課せられ、さらに新しいコンポーネントには5グリッド降格ペナルティーが科されることになる。「どうすればこの問題を解決できるかを検討しなければならない」とレッドブル・レーシングのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーはSpeed Weekに語った。「しかし、遅かれ早かれ別のエンジンを搭載し、そのペナルティを受け入れなければならないのは避けられないだろう」また、Marcaに対しては「新しいエンジンを導入したのは、カナダから送られてきたパワーユニットが検査のために日本に戻されたからだ」と語った。そして、Marcaは、カナダのユニットは使用不可能であることが判明したと報じた。グリッド降格ペナルティの可能性が出てきたのは、レッドブルがマクラーレンのマシンがフィールド全体の中で最も完成度が高く、安定していることを認めたからだ。レッドブルF1のアドバイザーであるヘルムート・マルコは「我々は金曜日にアンバランスなマシンでサーキットに出たので、予選までには競争力をつける必要があった」とSpeed Weekに語った。「金曜日のロングランでは、マクラーレンが我々よりかなり速いことが分かった。彼らは現在、あらゆるレーストラックであらゆるタイヤに対応し、ほぼストレートに機能するマシンを持っている」これは今週末のホームレースであるオーストリアGPでレッドブルにとって問題となる可能性がある。オーストリアGPではスプリントレースの形式により、金曜日の1回のフリープラクティスの直後にスプリント予選が行われるからだ。「マクラーレンの躍進がオーストリアで始まった昨年のことを思い出すよ」とマルコはOsterreichに語った。「またスプリントレースもある」「金曜日にうまくいかなければ、スプリントレースはうまくいかないだろうね」