マックス・フェルスタッペンは、F1ハンガリーGPの優勝トロフィーをランド・ノリスに壊されてしまったため、代わりのトロフィーを贈られた。7月にハンガロリンクで行われた表彰台後のセレブレーションで、ノリスは泡を立てるためにフェラーリのスパークリングワインのボトルを叩きつけるというトレードマークを披露し、フェルスタッペンのトロフィーを叩き落としてしまった。
ノリスがボトルを叩きつけると、トロフィー跳ね上がって地面に倒れ、いくつかに割れてしまったのだ。事件後、このトロフィーは4万5000ドル(約650万円)もするもので、ほとんど手作業で装飾されたため、6カ月もかかったことが明らかになった。この事件を受けて、ヘレンディ・ポーセランマヌファクトゥーラ・ズルト(Herendi Porcelanmanufaktura Zrt)社は代替カップの製作を急ぐと発表。わずか5週間で完成させ、フェルスタッペンに贈呈した。ヘレンディのCEOであるアッティラ・シモン博士の監督のもと、フェルスタッペンはノリスとともにトロフィーの受け渡しに参加した。フェルスタッペンは、マクラーレンのライバルと軽快な瞬間を共有しながら、「問題は解決した」というメッセージとともに引き渡しの画像をインスタグラムに投稿した。初めてトロフィーを見たフェルスタッペンは「一体になっているね」と語った。 フェルスタッペンは、握手とともに自らカップを渡されたとき、「ランドには触らせない!」と冗談を飛ばした。 ノリスはまた、交換用のトロフィーのジョークの請求書を持って写真に収まった。ヘレンディ社はインスタグラムに、今回は少しトーンダウンしたお祝いを呼びかけながら、交換品が完成した様子を映したビデオを投稿した。「約束通り、我々は再び成功を収めた」と書かれており、「F1ヘレンディ・トロフィーはヘレンディからマックス・フェルスタッペンに向かっている。今回はシャンパンオープニングが中止になることを願っている」 この投稿をInstagramで見る Max Verstappen(@maxverstappen1)がシェアした投稿 ハンガリーのトロフィー事件は、レッドブルがベルギーGPで優勝したコンストラクターズトロフィーを壊してしまう1週間前に起きた。ベルギーGPでは、レース後の記念撮影の際にチームスタッフがシャンパンの噴霧から逃れようとしてピットボードを倒し、トロフィーに激突。チームを大いに楽しませた。フェルスタッペンがチーム代表のクリスチャン・ホーナーに「また壊れたよ、トロフィーがまた壊れた!」と話しているところをビデオで目撃された。