マックス・フェルスタッペンは、将来的にレッドブル・レーシングでダニエル・リカルドと再びチームメイトになることに前向きであることを示唆した。リカルドは、アルファタウリでニック・デ・フリースに代わってフルタイムのドライバーとしてF1に復帰し、2023年シーズンの残りを戦う。
フェルスタッペンとリカルドは2016年から2018年までレッドブルでコンビを組んでいたが、リカルドは新たな挑戦を求めて2019年にルノーに移籍した。その理由は、レッドブルがフェルスタッペン重視だったこと、また、2019年から搭載するホンダのF1パワーユニットへの不信感があったとされている。だが、リカルドのF1キャリアはそこから下降。ルノーを2年間で出た後、マクラーレンに移籍したが、レッドブル時代のような輝くを放つことはなかった。リカルドとマクラーレンは2022年末に契約を1年早く解消し、リカルドはサードドライバーの役割でレッドブルに戻り、2023年の前半はシミュレーターやマーケティング業務でチームを支援した。34歳のリカルドはレッドブル・レーシングのフルタイムのF1シートに戻ることが夢だと主張しており、フェルスタッペンもその可能性にオープンだ。「実際に彼には去ってほしくなかった」とフェルスタッペンは語った。「僕たちがとてもうまくやれることはわかっている。もしダニエルが今いる場所でうまくやれば、もちろん復帰するチャンスがある。だからすべてオープンだ」現在、フェルスタッペンとコンビを組んでいるセルジオ・ペレスは、過去5回のF1イベントでQ3に進出できなかったため、その動向が注目されている。デ・フリース解任はレッドブルのドライバーに対する対応力を思い起こさせるものであり、フェルスタッペンは同胞がF1のシートを失うのを見るのは悲しいと認めている。「その一方で、僕はニュックと仲がいいから、彼がいなくなるのは悲しい」とフェルスタッペンは語った。「でも、残念ながらそれがこの世界の仕組みなんだ」「ドライバーの間に険悪な感情はないと思う。ダニエルにはまたチャンスが巡ってきている。彼は少しリセットしたので、再び進める準備ができていると思う」