レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、チームメイトのセルジオ・ペレスからの脅威が高まっているなかで、RB18のフロントエンドのグリップを強化したいと考えていることを認めている。新しいレギュレーションによって、グラウンドエフェクトカーへと移行した新世代F1マシンは、各チームのF1マシンの特性は一旦リセットされた。重量が増し、地面に対してはるかに低く走らせていることで、以前の時代で一般的だったハイレーキは姿を消し、アンダーステアもしくはニュートラルな特性になりがちだ。
マックス・フェルスタッペンは、リアエンドの弱点を克服できるため、オーバーステア傾向の急旋回する車で優れていることでよく知られている。そのため、以前の重要なアドバンテージの1つが失われたことになる。今週初め、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンが改善を追い求めていることを認めた。「このように言おう。車はまだマックスが望んでいるものではない」とヘルムート・マルコはFormel1.deに語った。「彼は非常に強力なフロントエンドを必要としている。250km / hでブレーキングするときに誰もがナーバスになるリアエンドで起こることをマックスは気づきすらしない。我々の車はよりニュートラルになっており、より優しい特性になっているかもしれない。それは彼を悩ませているものだ」アゼルバイジャングランプリの前にフロントエンドを強化するために車の変更を求めているかどうか質問されたマックス・フェルスタッペンは、微調整を求めていると説明したが、状況は一部の人が考えているほど劇的ではないと語った。「もちろん、チェコ(ペレス)は昨年よりも少し快適だと思う」とマックス・フェルスタッペンは語った。「僕サイドでは、もう少しフロントエンドが欲しいし、それが僕たちが取り組んでいることだ「車の中で不快だとは言わないけど、これらの車は、非常に重く、長く、幅が広いので、重量が増えると、コーナーをより速く回るためにより速く回転する車が欲しくなる」「本気でプッシュする予選ではもう少し引き出せるようにるけど、現時点ではできていない」「しかし、すべてはそこまで劇的なわけではない。それでも僕は4つのレースに勝った。昨年のこの時期よりも多い。だから、それほど悪くはない。細かなことを微調整するだけだ」2年ぶりに今シーズンF1に復帰したハースF1チームのケビン・マグヌッセンは、新世代の202F1マシンが以前のマシンよりもアンダーステアであることに苦しんでいるというマックス・フェルスタッペンの見解を支持した。「ミッドコーナーで車がよりアンダーステアになってるというマックスに同意する」とケビン・マグヌッセンは語った。「車は古い車のように回転したがらない」
全文を読む