レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、今年タイトルを本格的に争ったことでメルセデスF1とルイス・ハミルトンへの個人的な印象は悪くなったと語る。紆余曲折のシーズンは、マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンが369.5ポイントの同点で最終戦F1アブダビGPを迎える。同点での最終決戦は47年ぶりだ。
だが、最終戦にたどり着くまで、二人は何度も衝突して論争を巻き起こした。最大のシャントはF1イギリスGPとF1イタリアGPで、シルバーストンではフェルスタッペン、モンツァでは両者がリタイアしている。また、前戦F1サウジアラビアGPでは、コース外で得たアドバンテージを返そうとして減速したマックス・フェルスタッペンにルイス・ハミルトンが追突するというインシンデントがあった。そして、ドライバーはコース上のドライバーに限定されていない。メルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフと、レッドブルF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、シーズンのほとんどの間で舌戦を繰り広げた。これらすべてのことは、ルイス・ハミルトンとメルセデスF1に対するマックス・フェルスタッペンの印象に影響を与えた。今シーズンが、ルイス・ハミルトンとメルセデスF1に対する彼の意見を変えたかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「そうだね。かなり変えた。ポジティブな方向にではなくね」とコメント。マックス・フェルスタッペンは、FIAとレーススチュワードによる不当な扱いの犠牲者を感じていることを明らかにしており、元F1責任者のバーニー・エクレストンも、最近、ルイス・ハミルトンとメルセデスがフェルスタッペンを”いじめている”と非難した。その発言について質問されたマックス・フェルスタッペンは「まあ、明らかに彼は何かが正しくないと感じている」とコメント。「僕はいじめを経験してはいないけど、もちろん起こっていることは正しくないと思う」マックス・フェルスタッペンは、F1サウジアラビアGPで合計15秒のタイムペナルティを科され、何度かハミルトンにポジションを譲るように命じられて混乱した。そのため、マックス・フェルスタッペンは、自分が他のF1ドライバーとは異なる扱いを受けていると信じているという事実を秘密にしていない。F1サウジアラビアGPの批判の後、ボクサーのタイソン・フューリーがマックス・フェルスタッペンを支持した件について質問されたマックス・フェルスタッペンは「結局、批判は常にそこにあるものだ。でも、僕自身、不公平だと思っているのは、他のドライバーとは違う扱いを受けていることだ」とコメント。「他のドライバーならばそれを回避することができるけど、僕はそれを回避できない。それは少し問題だ」