レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、2021年のタイトル争いでルイス・ハミルトンとのタイトル争いに敗れたとしても、それによって『人生が変わることはない』と語る。だが、それは決して負けることを想定しているのではなく、心理面でリラックスしていることの例えだ。現在、マックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンに2ポイント差の2位につけている。残りは7レースとなっており、ホンダのF1ラストイヤーに初めてのF1ワールドチャンピオン獲得に期待がかかっている。
今季、マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンは激しいバトルを繰り広げており、シルバーストンとモンツァではクラッシュを演じている。モンツァではついに両者リタイアと結果となった。だが、フェルスタッペンはバクーとブラペストでの不運なインシデントでポイントを失っている。それらの失われたポイントにも関わらず、マックス・フェルスタッペンとレッドブル・ホンダは「非常にリラックスしつつ、非常に集中している」と語る。タイトル争いのプレッシャーと期待に対して、どのようにリラックスしているかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「僕はいつもベストを尽くしているし、チームも可能な限りベストを尽くしていることは分かっている」とコメント。「シーズン末に最初のチャンピオンを獲得できるなら、もちろんそれは驚くべき成果だ。でも、それが僕たちの仕事だ」「でも、2位で終わったとしても、それでも素晴らしいシーズンだったと思う。結局のところ、それが僕の人生を変えることはないだろう」「つまり、僕は自分がしていることを楽しんでいる。それも非常に重要なことだと思う。僕にとって、あまり心配することはない」また、マックス・フェルスタッペンは、先月のF1ロシアGPに先駆けて彼のマシンに取り付けられた新しいホンダのF1エンジンによって「非常に強力なパッケージ」を手に入れたと語る。「僕たちはとにかく開発を続け、プッシュし続け、マシンの中でより良いバランスを保つように努め続けていく」とマックス・フェルスタッペンは付け加えた。「もちろん、そこに完璧というものは決してない。もちろん、ここ(トルコ)でそれにトライしていく」「でも、このトラックには、現時点で多くの未知数がある。グリップレベルに関してね。まずはそれに対処する必要がある」前回のF1ロシアGPで2位につけたホンダのフレッシュなF1エンジンからのブーストにもかかわらず、フェルスタッペンはメルセデスとの戦いで「今後のレースは厳しいだろう」とまだ考えている。「どの位置にいるのか本当に分からない。僕たちは前にいるか? 僕たちはすぐ後ろにいるのか?」「いくつかのトラックは僕たちに少し有利かもしれない、または、少なくとも理論上では少し有利だもしれない。そして、いくつかは彼らにとって少し有利になるだろう」「それが最後の数レースまで続くだろう。非常に僅差だし、僕たちは良い戦いができるはずだ」