レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1イタリアGPでのクラッシュで、ライバルのルイス・ハミルトンの安否を確認せずに立ち去ったと非難した人々は“偽善者”だと語った。F1タイトルを争う主役の二人は、モンツァのシケインでクラッシュ。マックス・フェルスタッペンのマシンがルイス・ハミルトンの頭上に乗り上げるかたちでグラベルで両者リタイアとなった。
マックス・フェルスタッペンがクラッシュの現場からすぐに離れた一方で、ルイス・ハミルトンは彼のメルセデスに乗ったままだった。レース後、ルイス・ハミルトンは、マックス・フェルスタッペンのマシンがヘルメットにぶつかったとして、肩と首の痛みを訴えた。確かにヘイローがなければ、深刻な結果をもたらした可能性のある事故だった。ルイス・ハミルトンは、マックス・・フェルスタッペンが自分の安否を気遣うことなく立ち去ったことに驚いたことを語り、F1レジェンドのジャッキー・スチュワート卿もフェルスタッペンを無関心だと批判した。今週末のF1ロシアGPに先立って、マックス・フェルスタッペンは批評家に反撃。Met Gala(メットガラ)に出席するためのクラッシュからわずか24時間後にニューヨークにルイスハミルトンがいたことは、“すべてがコントロールされている”明確な兆候であると述べた。「世界には偽善者がたくさんいる。それは確かだ」とマックス・フェルスタッペンは語った。「つまり、僕はマシンから飛び降りて左を向いた。そして、もちろん、彼はまだリバースに入れて、ホイールを振って、僕のマシンの下から逃げようとした。だから、彼は絶対に無事だったと思う」「それに、月曜日または火曜日にガラに出席するためにアメリカに飛んだのは、大丈夫と感じていなければできないと思う。すでにそうだったんだと思うし、すべて制御されていた」F1イタリアGPのスチュワードによるクラッシュの調査の結果、マックス・フェルスタッペンに主な責任があるとして、F1ロシアGPでの3グリッド降格ペナルティを科した。「3グリッドペナルティを聞いて少し驚いたけど、結局のところ、それが彼らが決めたものだ。僕がそれに同意する必要はない」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「もちろん、僕には独自の見解がある。でも、僕たちは気持ちを切り替えて、それを最大限に活用していく。もちろん、理想的ではない。でも、世界の終わりではない」専門家たちは、マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンと間で今シーズンより多くの引火点がありそうだと示唆している。ルイス・ハミルトンは、マックス・フェルスタッペが初のタイトルを獲得することへのプレッシャーを感じていることで、ミスをする可能性があると指摘しているが、フェルスタッペンは戦いに“冷静”なアプローチを取っていると反論する。「僕サイドはそんなことはない。僕はすべてについてかなり落ち着いていているし、冷静だ。それについて質問され続けているけどね」「僕たち全員が十分なプロフェッションだし、この件はモンツァで終わりだ。ここソチとその後のレースで再び続けていこう」「僕はとても冷静だし、毎週末、勝利のために戦うことができる素晴らしいマシンを持っていることはこれまでで最高の気分だ」「そしてチャンピオンシップをリードしているかどうかは関係ない」