レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、母国で初のグランプリとなる2021年 第13戦 F1オランダGPへの意気込みを語った。F1オランダGPは、昨年からの再開が決まっていたが、コロナ禍でのスケジュール変更により2020年は中止となった。これまでも、スタンドをオレンジに染め上げ、各地で熱狂的な声援を送ってくれたオランダのファンの前で臨む初めてのレースとなる。
「先週末は予想外の展開となり、望んだ形での優勝ではなかったけど、勝利に変わりはないし、チャンピオンシップ争いにおいて貴重なポイントを獲得できた」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「僕らは、どんなチャンスでも最大限ものにしていかなければならない。もちろん、ドライバーとしては僕ら全員がレースをファンに見せたいと思っていたが、視界がない中では安全ではないし、簡単な決断でなかったのは明らかなので、それを尊重しなければならない」「ザントフォールトでのレースを心から楽しみにしていた。オランダでのレースはホームの観衆を前にした特別なものになるはずなのはもちろん、1人のドライバーとしても新たなコースでF1マシンの限界を探るというのはいいチャレンジになる。オーストリアやベルギーで、僕らを応援してくれる大勢のファンが見られたのは素晴らしい気分だったので、今週末のグランドスタンドに詰めかけてくれたファンにいいレースを見せたいと思う」「コースはオーバーテイクがやや難しいかもしれませんが、1ラップのパフォーマンスはやりがいのあるものになるはずだ。予選ラップはかなりの高速になるので、ミスの代償も大きくなる。昨年は中止になっただけに、今年はさらに特別なものになるでしょうし、ホームサーキットのオレンジアーミーの前で勝てれば最高だと思う」「ザントフォールトでは、F3マシンで1レースだけ経験がある。そのときは“ (元F1ドライバーの)息子”として知られていたけど、今回はきっと違う見られ方のはずだ(笑)。いくつかのコーナーが改修され、当時からコースは変わっている。ただ、コースは高速で、F3マシンでもとても楽しかったので、もっとグリップの大きいF1マシンでレースをするのが楽しみだ」「レッドブルのショーランで、旧型のF1マシンを使って走ったことはあるので、新レイアウトを数ラップ経験している。これがプラクティスの序盤の走行で役立つはずだ」