レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、F1スペインGPで2位表彰台を獲得。しかし、ルイス・ハミルトンと勝利をかけて戦うスピードはなかったと認める。3番グリッドのマックス・フェルスタッペンは、オープニングラップで2番手に浮上。しばらく、ルイス・ハミルトンについていくことができたが、ハミルトンがタイヤをセーブすることをやめてペースを上げるとついていくことはできなかった。
メルセデスより先にタイヤが厳しくなったマックス・フェルスタッペンは、先に動いてミディアムに交換。なんとか3番手で復帰することができ、そこからは2位を確実に手にするためのレースを展開。最終的にはルイス・ハミルトンから24.177秒遅れの2位でチェッカーを受けた。「今日、メルセデスのマシンに割って入ることができたのは僕たちにとって良い結果だ。僕たちにルイス・ハミルトンを倒せるスピードがないのは明らかだった。でも、2位にとても満足している」とマックス・フェルスタッペンはコメント。マックス・フェルスタッペンは、スタートで2番手に浮上できたことが鍵だったと振り返る。「スタートでバルテリ(ボッタス)を抜くことができたのが重要だった。ライトが消えて、うまく発進することができた。その後ちょっとホイールスピンしてしまったけど、良いポジションにいたし、バルテリは左には行けなかった。あの場面ではすべてを適切に行うことができた」序盤、マックス・フェルスタッペンはルイス・ハミルトンについていくことができたが、ハミルトンが徐々にペースを上げ出すと、大きな差をつけられた。「ハミルトンはタイヤをセーブしていた。僕もセーブしてはいたけど、レーシング・ポイントがいたので、そこまで減速する余裕はなかった。ある時点でバルテリがレーシング・ポイントをオーバーテイクして、さらに減速することはできなくなった。ハミルトンが加速しはじめて、自分のペースで走り出すと、もはや彼についていくことはできなかった」その後、マックス・フェルスタッペンは無線でエンジニアと新品タイヤに交換するタイミングについて話し合った。「あと4周でタイヤが終わると言った。ピットストップ後にトラフィックに引っかかることはわかっていたけど、新品タイヤを履いたら、彼らを簡単に追い抜くことができた。バルテリが先にピットインして、アンダーカットを仕掛けることを心配していた。僕の意見では最終的にピットに入るのは2周遅かったと思う。多くのタイムを失ったからね。理想的ではなかった」「1回目のピットストップの後は自分のレースを走ったし、タイヤを労わらなければならなかった。最後はバルテリからもう少しプレッシャーがあると思っていたけど、最終スティントのかなり早い段階でタイヤが良好なことに気づいた。バルテリが迫ってきたけど、近づけはしなかった。そこからはかなり快適に感じていた」2位表彰台を獲得したマックス・フェルスタッペンだが、次のスパ・フランコルシャンでのF1ベルギーGPに関しては現実的なままだ。「僕ちは改善しようと努力しているけど、他チームも頑張っている。今のメルセデスくらい支配的な場合、2週間では変わらないだろう。いずれにしろ、僕はとても現実的だ。先週、僕たちは勝ったけど、これでチャンピオンシップを争えるとは言わなかった。スパで勝てるとは思っていなけど、このようなレースを続けることができれば、それなりのポイントを獲得できるはずだ。どうなるか見てみよう」関連:F1スペインGP 結果:ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィン。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが2位表彰台
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