レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2020年のF1世界選手権 第5戦 70周年記念GPで今季初勝利を挙げた。前日の予選でハードタイヤでのQ3進出を決めたフェルスタッペンは、トップ10からスタートするマシン中で唯一、ハードタイヤを履いた状態で決勝をスタートする。4番グリッドからスタートするとすぐに3番手にポジションを上げ、前を行くメルセデスの2台にプレッシャーをかける。
ミディアムタイヤで走るメルセデスの2台が先にピットインし、ハードタイヤで長く走ることができるフェルスタッペンはリードを奪う。26周を走りミディアムタイヤに履き替えたフェルスタッペンは、ボッタス(メルセデス)のすぐ後ろでトラックに戻ると、ルフィードコーナーでオーバーテイクする。6周を走るとボッタスと同じタイミングで再度ピットインし、ハードタイヤに履き替える。ハミルトン(メルセデス)が2番目のスティントをハードタイヤでロングランする中、フェルスタッペンはペースを上げて走行。ハミルトンが最後のピットストップをする間に再びトップに立つと、最終的には11秒以上のリードをつけて優勝。フェルスタッペンにとっては9回目、ホンダF1とレッドブルのパートナーシップにとって4回目の勝利となった。「チームとして最高の結果を出せ、素晴らしい一日になった」とマックス・フェルスタッペンは語る。「レース結果から見えるように、ハードタイヤで予選Q2を走る戦略が奏功したと思う。ミディアムタイヤはあまり持たないので、ハードタイヤでの最初のスティントをどんなペースで何周走るかが鍵だった」「僕たちのマシンはライバルに比べるとタイヤに優しいようで、特にレースでは柔らかいタイヤの方がマシンのフィーリングがよかった。メルセデスのマシンをオーバーテイクし、引き離すことができたことに、大きな満足感を感じた」「ここまでは圧倒的な強さを見せているが、今日のようなレースをまたシーズン残りのレースでもできればと思っているし、そのためにプッシュを続けていく。いいチームワークだし、リスクを恐れずに挑戦していく」「まずは今日の勝利をゆっくりと噛みしめ、バルセロナでの次のレースに気持ちを切り替える」
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