レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2020年シーズンの開幕に向けてメルセデスはまだ非常に強い相手だと考えているが、勝利を目指して全力を尽くすつもりだと語る。新型コロナウイルスの世界的な大流行によって休止状態にあった2020年のF1世界選手権だが、今週末、レッドブルのホームレースとなるF1オーストリアGPの2連戦で幕を再始動する。
レッドブル・ホンダF1は、先週シルバーストンでフィルミングデーを利用してアレクサンダー・アルボンがRB16をテストしたが、マックス・フェルスタッペンはイギリスの14日間の隔離期間を理由に参加を見送った。そのため、金曜フリー走行がRB16での約4か月ぶりの走行となる。レッドブル・ホンダ RB16の競争力についてマックス・フェルスタッペンは「RB16を運転してからしばらく経っているけど、当時はいい感じだった」と語るい。「でも、まだまだ改善の余地があるし、もっと良くしてきたいと思っている。チームはレースに向けて非常に一生懸命取り組んでいるし、マシンのアップグレードも予定されているけど、すべてのチームがアップグレードを持ち込むと思うので、現時点で誰がどの位置にいるかは不明だ」「オーストリアは気象条件も急速に変化するし、結果に影響を与える。トラックで起こっていることに焦点を当て、とにかくマシンから最高のパフォーマンスを引き出していきたいと思っている」マックス・フェルスタッペンは、2018年と2019年にレッドブル・リンクで勝利を収めており、今年は3連覇に期待がかかっている。「それよりもチャンピオンシップに勝ちたいね!」とマックス・フェルスタッペンは語る。「あまりハットトリックについては考えてはいない。僕にとって最も重要なことは、競争力のあるマシンを作って、自分のベストを尽くすことだ。自分を優勝候補だと思ったことはない。実際、トラックを見れば、僕たちのベストトラックでもない」「もちろん、昨年はとても暖かかったというのもある。僕たちはエンジンの冷却をキープすることにおいて本当にうまくいった」「簡単に勝てるとは思っていないし、メルセデスは再び非常に強いと思う。フェラーリがどの位置にいるかも誰にもわからないので、レースに勝つためには再び非常に困難で厳しい戦いになるだろう。でも、私たちは勝利を目指すよ」2020年はマックス・フェルスタッペンがF1史上最年少ワールドチャンピオンを獲得できる最後のチャンスであり、実際にそのチャンスはあるように見える。「そう願っているけど、言うのはとても難しい」とマックス・フェルスタッペンは語る。「確実にわかっていることの1つは、僕たちはチャンピオンを争うためにできる限りのことをするということだ。メルセデスはまだ倒さなければならない相手だ。長い間優勢なチームであったからね。彼らはまだとても強いし、打ち負かすのは難しいでだろう」「でも、チームとしては昨年から多くのことを学んだし、僕たちは強くなっていると本気で思っている。今シーズンはいくつかの得意なレースが予定されているので、もちろんそのギャップを縮められるように努力していく。彼らを苦しめられることを願っているし、彼らを倒すことは良い挑戦になるだろう」マックス・フェルスタッペンのタイトルへの挑戦において、ホンダのF1エンジンは大きな役割を占めることになる。ホンダF1についてマックス・フェルスタッペンは「ホンダが冬の間再び一生懸命働いていたのは確かだ」と語る。「バルセロナでのテストではすべてが非常に堅実に見えた。僕たちのトップスピードはしっかりしていたと思うし、行われた作業にとても満足している。ホンダは非常にやる気があるし、僕たちと同じようにタイトルをかけて戦いたいと思っている」