マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・ホンダがF1ロシアGPの週末の早い段階で示した力強いパフォーマンスをレースに引き継ぐことができなかったのは、ライバルよりも改善の余地が少なかったためだと考えている。マックス・フェルスタッペンは、F1ロシアGPの金曜フリー走行で、ライバルであるフェラーリのシャルル・ルクレールを0.335秒上回り、ロングランでもフェラーリとメルセデスに匹敵できているように見えていた。
しかし、予選ではポールポジションのシャルル・ルクレールに0.7秒差をつけられ、5グリッド降格ペナルティで9番グリッドからスタートしたレースでは上位グループの後ろまで挽回することができたが、終盤にセーフティカーによってギャップがリセットされたにも関わらず、表彰台にフィニッシュのために上位3台に脅威を与えることができなかった。マックス・フェルスタッペンは、F1ロシアGPのレースは“かなり退屈”だったと表現しており、勝利から14秒遅れの4位はレッドブルが達成できる“間違いなくベストな結果”だと語っている。マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・ホンダ RB15は上位勢に挑戦するには“十分に速くない”と述べ、ファステストラップを狙うにはタイヤとペースの両方を欠いていたため、ピットストップすることを放棄するのが正しい判断だと感じたと語る。なぜ金曜日に見せたパフォーマンスが低下したのかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「フェラーリとメルセデスは僕たちよりもエンジンを上げていた。それに彼らはマシンバランスに満足していなかったんだと思う。僕はすぐに自分のバランスにかなり満足していた」とコメント。「とにかく、このトラックは僕たちには適していなかったし、セットアップはすぐに決まったので本当に良い金曜日だったと思う。彼らは落ち着くまでに時間がかかった」チームメイトのアレックス・アルボンは対照的な週末を過ごした。プラクティスのペースからはかなり遅れをとっているように見え、予選ではクラッシュ。だが、決勝ではピットレーンスタートから5位に挽回している。最終結果はバーチャルセーフティカーのタイミングに助けられましたが、アレクサンダー・アルボンは着実に順位を上げることができ、最後はマクラーレンのカルロス・サインツをオーバーテイクし、F1で自身2回目のトップ5フィニッシュを決めた。アレクサンダー・アルボンは“明らかにタフな土曜日だっただけに満足している”とし、結果を“自分たちが達成できた最高の結果”だったと語る。「セーフティカーなどちょっとした幸もあったけど、それでもペースはあった」とアレクサンダー・アルボンは語った。ピエール・ガスリーに代わってトロロッソから昇格して以来、レッドブル・ホンダとの4戦を終えたアレクサンダー・アルボンは、週末のスタートからスピードを上げることが今の目標だと語る。「現時点ではFP1は常に苦労しているように感じている。週末までは良くなっているし、通常、日曜日までにはだいたい問題はなくなる」とアレクサンダー・アルボンは語る。「週末の早い段階でそのリズムとスピードに乗る必要がある。できるはずだ。ただ、それにはもっと周回数が必要だ。実に厳しい週末だったが、進歩には満足している」