レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1シンガポールGPでは勝利を争うことができなかったが、改善すべき部分はわかっており、今後のレースでは結果を出せると確信していると語る。低速のマリーナ・ベイ・サーキットで優勝候補と目されていたレッドブル・ホンダだったが、予選・レースともにメルセデスとフェラーリのペースに匹敵することができず、マックス・フェルスタッペンはメルセデスの戦略ミスにも助けられてなんとか3位でフィニッシュしている。
「スタートはそれほど悪くなかった。少なくとも順位を失ことはなかった」とマックス・フェルスタッペンは Ziggo Sport にコメント。「そこからは汚れた空気から離れようとしていたけど、僕たちにはスピードがなかった。攻撃することはできず、ついていくことしかでなかった」「僕たちは勝つために来たので、3位は理想的ではない。金曜日に僕たちにはペースがないことがわかった。予選でも欠けていたし、レースでオーバーテイクができないことがわかった。残念だけど、それ以上のことはできなかった」レースは終盤に3度のセーフティカーが入り、さらに困難ものとなった。「長いレースだし、シーズンで最もタフなレースだ。タイヤはすぐに冷えてしまい、グリップはほとんどなかった。タイヤに熱を入れる必要があるけど、実際にそれは単にコース上を周回するよりも難しい。冷えたタイヤと多くのパワーのせいで、リアは簡単にステップアウトしてしまう。本当に集中し続ける必要がる」レースの最終段階でマックス・フェルスタッペンはルイス・ハミルトンの猛追に対処しなければならなかった。「彼の方が速かった。僕たちはなんとか良い戦略的な判断で前に出ることができたけど、僕のタイヤは終了までに終わっていた。彼のタイヤは8周少なかったし、僕はトラクションはあまりかからなかった。でも、バッテリーをうまく使って十分に防御できたし、彼にあまりチャンスはなかった」マックス・フェルスタッペンと同時にピットに入ったセバスチャン・ベッテルは、最終的には勝利を収めている。ベッテルが同じ周回で停止していなかった場合、結果は異なっていた可能性があるとフェルスタッペンは考えている。「タイヤに苦労していたので、チームにピットインさせてくれと伝えた。フェラーリはそれを聞いたに違いないと思う。彼らはすぐにベッテルを呼び入れた。それが彼がルクレールをアンダーカットできた理由だ。フェラーリには1位と2位を守る選択肢がなかった」レッドブル・ホンダ RB15のどのエリアを改善する必要があるかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「このレースの前までは僕たちのクルマは競争力があった」とコメント。「常に勝利できたわけではなかったかもしれないけど、必ずしもクルマのせいではなかった。でも、シンガポールでは明らかに何かが欠けていたし、原因を分析する必要がある。セットアップを間違えたのではないかと思う。いくつかのアイデアがあるので、今ではソチでそれを正しくすることが重要だ。もちろん、今後のレースで素晴らしいものを見せることができると確信している」