レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1シンガポールGPの予選でのフェラーリのとの差に困惑しており、「僕たちは遅すぎる」と嘆いた。多くの人々は、今週末のF1シンガポールGPではルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンのポール争いが展開されると考えていた。しかし、実際にポールポジションを獲得したのは予想に反してフェラーリのシャルル・ルクレールだった。
金曜日に強力なペースを示していたマックス・フェルスタッペンだったが、ルクレールからトップから0.596秒差となる4番手で予選を終えた。マックス・フェルスタッペンは、スピードが失われた場所に困惑していると認める。フェラーリとの差について説明するよう求められたマックス・フェルスタッペンは「常に言うのは難しい」とコメント。「金曜日はみんなが異なることを試しているし、ここは1日で多くのことが変わる可能性がある。通常は本当に遅いモンツァでポジティブだっただけにちょっと驚いている。ここでは本当に競争力があると予想していたけど、そうではなかった。調べてみなければならない」「予選全体でとにかくペースに欠けていた・・・全員がすべてを出し切るQ3ではさらにギャップは大きくなった。マシンの感触は悪くはなかったけど、とにかくグリップが足りなかった。もっと速く走りたくても、4輪すべてがスライドしてした」マックス・フェルスタッペンはこの3年で初めてシンガポールの決勝をフロントロー以外でスタートすることになる。当然のことながら、日曜日のレースへの自信はそれほど高くない。レースにどのような期待をしているかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「わからない」と返答。「僕たちは遅すぎる。明日になればわかるだろう」レッドブルのプレスリリースではマックス・フェルスタッペンは以下のように語っている。「ここに来るまでは、2列目よりも前のグリッドを狙えると思っていたが、昨日走り始めてすぐの段階で、メルセデスとフェラーリが非常に速いことが分かった」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「僕たちも含め、どのチームも今日はさらに速くなることは分かっていたが、ライバルの伸びの方が僕たちよりも明らかに大きく、僕たちにはポールポジションに挑戦できるほどの速さがなかった。マシンのバランスは問題ないが、十分にグリップを得られなかったので、その点を分析する必要がある」「フェラーリが今日ポールを獲得するとは考えていなかったが、彼らは非常にいい仕事をしたと思う。そして、僕たちもそれに追いつくためにさらにハードに作業しなければならない」「ここにはフロントローを賭けて戦うつもりで来たし、自分たちと相性がいいと思っていた場所での4番グリッドは残念だ。ただ、自分たちのベストは尽くしたし、少なくとも1台のメルセデスよりは前のポジションをとることができた。レースではどんなことも起こり得ますので、明日は全力で戦うしかないと思っている」