レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、エンジンサプライヤーであるホンダF1には“安全に行き過ぎる”ところがあると語る。マックス・フェルスタッペンは2019年にホンダを批判しないように注意しており、レッドブルはホンダとの新たなコラボレーションをフルサポートすることを選んでいる。
だが、マックス・フェルスタッペンは「僕たちはあまりに安全に行き過ぎているときがある。ちょっと頻繁に限界に近づいたり、ストップしたりしている。他のエンジンでは発生しないかもしれない」と認める。「同時にエンジンには大きな問題はない。でも、もう少し多くのリクスを冒しても問題ないと思う時がある」マックス・フェルスタッペンは、ホンダF1の『スペック4』エンジンは約束していたパワーを発揮していたとし、F1イタリアGPでのレッドブル・ホンダにはフェラーリとメルセデスと戦えるペースがあったと考えている。「前のドライバーについていくことができた。スクリーンで彼らを見ることができたし、自分の進捗を追っていた」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「彼らのラップタイムを知っていたし、負けてはいなかった。もちろん、トラフィックに巻き込まれたときはタイムを失っていたけど、僕がフリーエアの中にいるときには彼らはそんなに速くはなかった」マックス・フェルスタッペンは今季2勝を挙げているが、夏休み後の2戦でチャンピオンシップリーダーのルイス・ハミルトンとの差は99ポイントまで拡大。ハミルトンの6度目のF1ワールドチャンピオン獲得はほぼ間違いない状況となっている。レッドブルはシーズン序盤に抱えていた新レギュレーション変更への問題を解決し、ホンダも3度のエンジンアップグレードでパワーをアップさせたが、マックス・フェルスタッペンはF1ベルギーGPではリタイア、F1イタリアGPではエンジン交換による最後尾グリッドスタートで8位でレースを終えた。今年序盤には特定の条件を満たさなかった場合、マックス・フェルスタッペンの契約の解除方向が有効化される可能性が示唆されていたが、オーストリアGPとドイツGPでの2勝によって夏休みまでにドライバーズランキング3位を維持したことでレッドブルの懸念は緩和された。しかし、レッドブルとの契約が最終年を迎える2020年は状況は異なると父親であるヨス・フェルスタッペンは語る。ルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテルもメルセデスとフェラーリでそれぞれ同じ立場にいる。「最も重要なことは、マックスがタイトルを争うことができるクルマを手に入れることだ」とヨス・フェルスタッペンは Ziggo に語った。「いずれにしろ来年はレッドブルにいるが、すべては2021年までオープンしている。2020年にチャンピオンシップを賭けて戦うことができるかどうかにかかっている」「我々は来シーズンに集中しており、今後さらに検討していく」