フェルスタッペン 「スペック4がスタート問題の解決に繋がることを期待」

マックス・フェルスタッペンは、先週末のF1ベルギーGPでスタートに失敗したことで、キミ・ライコネンに先行を許し、1コーナーで接触。フロントサスペンションを壊したフェルスタッペンはオー・ルージュでクラッシュしてリタイア。21戦続いていた完走＆トップ5フィニッシュが途絶えることになった。マックス・フェルスタッペンは、フロントローからスタートしたF1オーストリアGPでは7番手、ドイツGPでは4番手とスタートに失敗。皮肉なことに両方のグランプリで優勝している。マックス・フェルスタッペンは、F1ベルギーGPでのスタート失敗はクラッチを繋いだ後にホイールスピンが多すぎることがトラクションが得られないことにあったと説明。問題を解決することを切望していると語る。「何が問題であるかはわかっているけど、解決するのは本当に難しい部分だ。新しいエンジンによって少しは良くなってくれることを期待している」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「クラッチをリリースするとすぐにそのあとは少し苦労していしまっているように思う。過去数年と比較すれば、悪いスタートを切ったとしても、ポジションを失うことはなかったといえる。良いスタートを切れた場合は、オーバーテイクできていた。でも、今は良いスタートを切ったとしてもポジションを維持するだけだし、悪いスタートを切れば、1～2つポジションを失ってしまう。そこはちょっと厳しい部分だ」「クラッチをリリースしてすぐにあまりにホイールスピンが多すぎる。タイヤが冷えているのかもしれないし、それも一役買っているかもしれないけど、言い訳にはできない。でも、僕たちはもっとうまくやれると思っているし、新しいエンジンによってもっと良くなることを期待している」「ホンダはそれに取り組み続けている。とにかく僕たちは新しいエンジンがどのようなものを届けてくれるか確認する必要がある。他のエンジンもダイナモでテストして、もう少し良くなるかもしれないと思ってたけど、それでも素晴らしいスタートはできていない」「クラッチをリリースしてすぐに発進してくれることが重要だし、1速から2速へのフェーズは少し注意が必要な瞬間になっている」また、マックス・フェルスタッペンは問題は必ずしもすべてのトラックで一貫して発生しているわけではないと感じており、初ポールポジションを獲得したF1ハンガリーGPでは理想的な蹴り出しができていたことを指摘。サーキットやグリップレベルに依存していると感じていると語る。「僕は2番手、3番手、4番手からスタートしているし、カメラが付いているので少し悪く見える。でも、すべてが悪いわけではない。ポジションをあまり挙げられなかった場所でもそれなりのスタートは切れていたし、ハンガリーのようにトップに留まることができるレースもあった」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「うまくいかないトラックもいくつかあったかもしれないけど、悪いスタートでもうまく機能しているので、現時点でより安定した方法を見つけるのは僕にとってあまりにセンシティブだ」