マックス・フェルスタッペンは、少なくともあと15年間はF1にいられることを願っていると語る。現在、21歳のマックス・フェルスタッペンは将来のF1ワールドチャンピオンだと目されている。Motorsport Magazine で自身のキャリアについて計算するよう求められたフェルスタッペンは、あと15年F1にいることを願っていると述べた。その時には36歳になっている。
「今の僕は21歳だ。あと15年はF1にいられることを願っている。そうだね、36歳までだ」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「それに僕が他の人よりも少し早い17歳の時に始めたことも覚えておく必要がある。36歳になったまだどれだけ競争力があるかにもかかっていると思うけどね。まだチャンピオンシップに勝てるクルマに乗っていて、表彰台を戦っているならば、イエスだね」「当然、後方で走っているつもりはない。勝利と表彰台を獲得していたのに、36歳になって最後尾を走るためだけにここに留まるつもりはない。それは確かだ」マックス・フェルスタッペンは、1年前とはまったく異なるドライバーとなっている。適切なタイミングで攻撃性を解き放ち、すべてのレースで勝利の力となるために驚異的な才能を生かせるように成熟している。マックス・フェルスタッペンは、シングルシーターで47戦を戦っただけで、F2をスキップしてトロロッソでF1デビューを果たしている。そして、2年目にレッドブルに移籍した初戦で勝利を掴み、今に至る。「僕の進歩がかなり早いものだったことを忘れてはならない。カートとF1の間にF3を1年戦っただけだ。F1でいくつかミスをしたと思うけど、他のドライバーはあまりメディアがいない下位カテゴリーでミスをしてきた。僕としては、下位カテゴリーに留めるようにもF1でミスをした方がいい」マックス・フェルスタッペンがF1が最も安全な時代にグリッドに並べていることも幸運なことかもしれない。フェルナンド・アロンソやキミ・ライコネンといったドライバーは20年近くF1を戦っており、長期計画を立てるのは非常に普通のこととなっている。マックス・フェルスタッペンは4年半で93戦を戦ったなかで7勝を挙げ、27回の表彰台を獲得している。対照的にF1のレジェンドであるジャッキー・スチュワートは、1965年から1973年まで8年間で99戦を戦い、27勝、43回の表彰台、3回のF1ワールドチャンピオンを獲得している。マックス・フェルスタッペンは17歳と166日で史上最年少F1ドライバーとなり、18歳と228日で最年少のポイント獲得といった記録を持っている。F1以降の人生についてマックス・フェルスタッペンは「F1後の人生を考えれている。僕がやりたいのは、F1カーではなくレースカーでプライベートトラックに行って自分のやりたいように運転することだ。とにかく楽しむ。プレッシャーはないし、周りには誰もいない。自分のことをすることができるようなね」「10周したければ、10周する。ロングランをしたければ、ロングランをする。ピットに入って、休憩して、データを見て、とにかく楽しんで運転する。もちろん限界まで走らせる。それが僕がやりたいことだ」
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