レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1オーストリアGPで新型フロントウイングが投入されて以来、パフォーマンスが向上したことを明らかにした。マックス・フェルスタッペンは、F1オーストリアGPで今シーズン初勝利。ドイツGPでも2勝目を挙げて、前戦ハンガリーGPではルイス・ハミルトンとバトルをして2位でフィニッシュ。ドライバーズ選手権でバルテリ・ボッタスとの差を7ポイントにまで縮めて夏休みを迎えた。
レッドブルは、かつてセバスチャン・ベッテルとともにダブルタイトルを4連覇しており、それは主にエイドリアン・ニューウェイが設計する優れたシャシーによるところが大きかった。レッドブルは今年からホンダのF1エンジンを搭載。エンジンは進歩を果たしたが、レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは新しい空力レギュレーションへの対応によって遅れをとったことを認めている。「冬の間に行われたレギュレーション変更は、我々のフロントウィングの働かせ方を間違いなく傷つけたと思う」とクリスチャン・ホーナーは語る。「だが、チームが理解を深め、これらの新しいレギュレーションをよりうまく生かせるようになったし、我々はマシンのバランスと特性を取り戻すことができたと思う」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「もちろん、それはタイヤ構造の変更とも組み合わされ、冬の間、これらの2つの要素はシャーシ側に非常に大きな打撃与えた」「だが、ここ数ヶ月で本当に良い進歩を遂げたと思う。シーズン後半に見られる開発では、それを開発し続けていくべき良い開発の流れができたと思う」 マックス・フェルスタッペンも、F1オーストリアGPで導入されたアップデートがRB15のバランスを改善させ、パフォーマンスが向上したと認める。「オーストリアで新しいフロントウイングが投入されて以降、さらに良くなった」とマックス・フェルスタッペンは MotorSport Magazine にコメント。「最新のレギュレーションは僕たちを傷つけた。僕たちはフロントウイングの設計が本当に得意だったけど、新しいレギュレーションによって少しフロントがロックしやすくなっていた」「ステアリングを切ったときのクルマの安定性が以前と比較して少し切断されていた」