マックス・フェルスタッペンは、2019年の勢力図における現状のレッドブル・ホンダのポジションに“満足していない”と語る。レッドブル・ホンダは、前戦アゼルバイジャンGPでホンダが“スペック2”エンジンを投入。今週末のスペインGPには大幅な空力アップデートが投入されたが、表彰台の頂点への差は縮まってはいない。
「満足していない」とマックス・フェルスタッペンは Ziggo Sport にコメント。「僕たちも他チームと同じようにバルセロナにアップデートを持ってきたけど、また4位だ。僕が4位なので何回目?」マックス・フェルスタッペンは、バルセロナでフェラーリに近づけたことは“ポジティブ”だが、「全体的に満足していない。僕たちが表彰台を争えるようになることを願っている」と認める。「でも、メルセデスは速すぎる。通常、彼らはスタートで消えてしまう」マックス・フェルスタッペンは、2019年のレッドブル・ホンダ RB15の問題は単純なグリップ不足であり、より多くのダウンフォースを見い出すことが鍵になると語る。「それほど悪いものはないんだ。とにかくもっと多くのグリップが必要だ」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「エンジン、シャシー、すべてをもっと良くしなければならない。でも、手っ取り早い解決策はない。そうでなければ、とっくにやっているよ」「僕はデザイナーではないし、自分の出来る限りのスピードで運転するだけだ」「すべてを簡単に理解できるのであれば、レース毎に僕たちはクルマを改善させているだろう。現時点で、今年は全体的にクルマを速くする方法を理解するのが簡単ではないと思う」「メルセデスは理解しているように思うけど、全体的に他のチームと同様に僕たちはかなり苦しんでいると思う」マックス・フェルスタッペンは、RB15がバランスに問題を抱えているとの見方を否定する。「バランスウインドウにはそれほど苦しんではいない。とにかくクルマを限界まで走らせている。もっと速く走らせてしまったら、ドリフトしてコースオフしてしまうだろう。セットアップをミスしたバーレーンを除けば、大きなアンダーステアもオーバーステアもない」とマックス・フェルスタッペンは語る。「アップグレードしたことでクルマは少し速くなったと思う。でも、全体的なグリップと言う点ではまだ望んでいるところには達していない」「とにかくメルセデスは週末を通してあまりに速かったし、少なくともフェラーリの1台の前に出られたのは良い仕事ができたと思う。FP3の後でさえ、彼らは少し速すぎるように見えていたからね」メルセデスがさらに前進を果たしていることを憂鬱に関いているかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「F1で他のことを見たことはないので、僕にとって憂鬱ではない」とコメント。「僕たちはとてもやる気があるし、ギャップを縮めようと決意を固めている。でも、簡単ではない。簡単なことなら、F1の多くの人々とチームがいるはずだ」最後にマックス・フェルスタッペンは、バルテリ・ボッタスがメルセデスのチームメイトであるルイス・ハミルトンを倒して2019年のタイトルを獲得するチャンスは十分にあると語った。「そうだね。彼は自信を持っているし、クルマは彼により合っていると思う。それは常に助けになる」