レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2019年にマックス・フェルスタッペンがホンダの発展に我慢ができなくなるとは懸念しておらず、フェルスタッペンは今年ホンダから重大なアップグレードが入ることを十分に認識していると語る。マックス・フェルスタッペンは、開幕戦で3位入賞を果たし、その後の2つのレースを4位で終えているが、どのレースでは優勝を争えるようなペースはなく、優れたレースクラフトと戦略面が助けになったのは事実だ。
昨年のシーズン後半、メキシコでの勝利を含め、チャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンに次いで多くのポイントを稼いだマックス・フェルスタッペンは、近いうちにレッドブル・ホンダへの不満が募り始めるのではないかとの見方がある。しかし、ヘルムート・マルコは「マックスは開発プログラムの概要、状況がどのように進んでいるか、何が投入されるかをわかっている。だから、私は心配はしていない」とヘルムート・マルコは Formule 1 にコメント。「マックスに正しいパッケージを与えられるかは我々次第だ」「彼はすでに昨年の3レースの2倍以上のポイントを獲得している。マックスはミスをせず、我々が持っているものから最大限を引き出している」マックス・フェルスタッペン自身も、レッドブル・ホンダが強さを発揮するには時間がかかることを認識していると語る。「誰も僕たちがすぐに勝利を争うとは予想していなかったと思う。現実的だとは思わない。新しいエンジンパートナーとは時間がかかるものだ」「エンジンは非常に信頼性がある。パワーもずっと良くなっていく可能性がある。でも、僕たちはそれをわかっていた。彼らは本当に懸命にそれに取り組んでいる。不満は言えない」「クルマの側では、もう少しダウンフォースを見い出せるはずだ。総合的にレース中はより一貫性のあるバランスが必要だ。今のところは、自分たちの持っているものを最大化しなければならない」ヘルムート・マルコは、F1スペインGPでRB15に大幅な空力アップグレードが投入されることを確認しており、また次戦アゼルバイジャンGPではホンダが20馬力相当のエンジンアップグレードを投入すると報じられている。