レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1中国GPの予選Q3でのセバスチャン・ベッテルを批判。予選でやるべき行為ではないとし、それがなければ3位を争えていたと怒りを露わにした。Q3終盤の最後のアタックにむけて、マックス・フェルスタッペンは、メルセデスの2台の後ろ、フェラーリのシャルル・ルクレールとセバスチャン・ベッテルの間の4番手でコースに入っていた。
前のマシンがタイヤを温めるために低速で走行していると、ヘアピンでセバスチャン・ベッテルに抜かれ、間合いを取るために間隔を空けると今後はニコ・ヒュルケンベルグにも前に行かれてしまった。結果、ピットレーンからの指示も虚しく、時間内にラインを通過することができずに最後のアタックを行うことができなかった。これにより、マックス・フェルスタッペンはシャルル・ルクレールに上回られて、5番グリッドからスタートすることになった。ドライバーの間では、予選の最後のアタックの最終コーナーでは追い越さないという暗黙のルールがあるが、それを破られたかたちだ。「目の前のフェラーリ(ルクレール)に続いていたし、気をつかっていた」とマックス・フェルスタッペンは Sky Sports にコメント。「彼を追い越すこともできたけど、それは予選でやっていいことではない」「今回はそれが仇になった。もちろん、それについては快く思っていないけど、いずれ他の人につけがまわってくるだろう。今日は3番手を争えていたはずなので腹が立っている」「今はより多くのオーバーテイクをする必要があるだけだ」予選にもっと多くのことを期待していかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「期待さえしていなかった。パフォーマンスはあったからね。僕たちは3番手を争っていた」「もちろん、最後のラップを完了できないときは仕方のないことだ。ラップを行うことができたドライバーに追い抜かれる可能性はある」レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「マックスは良いポジションにいたが、セバスチャンがアウトサイドから彼を追い越し、彼はセバスチャンのダイティエアーに入らないように間隔をあけ、そのあとルノーにも追い越されて再び間隔をあけた」と説明。「残念ながら、時間は刻々と過ぎていき、彼は時間までにラインを通過することができなかった。改善するチャンスがあっただけに残念だ。今日、我々は2列目を獲得できていたはずだ」
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