レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、今週末に上海で行われる1000回目のグランプリに先立ち、自身の2016年のスペインでのF1初勝利をスポーツでの最高の瞬間として挙げた。2016年のF1スペインGPでマックス・フェルスタッペンは当時18歳でF1で初優勝。F1で勝利した初のオランダ人であるとともに、史上最年少優勝記録を更新した。
そのレースは、数週間前に行われたロシアGPでセバスチャン・ベッテルへの2度の衝突で評価を下げたダニール・クビアトの後任としてトロロッソから昇格したマックス・フェルスタッペンにとってレッドブルでのデビュー戦でもあった。「全てを素早く準備しなければならなかったのでかなり忙しい週末だった」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「シミュレーターに乗って、シートを作り、クルマを学び、ステアリングを理解しなければならなかった。それに自分のエンジニアなど、たくさんの人と会わなければならなかったし、彼らも僕に合わなければならなかった」フェラーリのレースでは序盤にメルセデスのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが同士討ちを演じ、マックス・フェルスタッペンはギャップを広げていった。「最後の4~5周でそれが実現するかもしれないと考え始めた。現実は最終コーナーまでやってこなかったけどね。『僕はこのレースに勝つ』と思っていたよ」