レッドブル・レーシングのF1ドライバーを務めるマックス・フェルスタッペンが2月9日にジュネーブで開催されたFIAインターナショナル・スチュワード・プログラムに参加。昨年のブラジルGPで科せられた2日間の“社会貢献”活動のペナルティを消化した。FIAインターナショナル・スチュワード・プログラムは2017年から毎年実施されており、様々なモータースポーツ分野のスチュワードが集まり、彼らの経験を共有する場となっている。
昨年のF1ブラジルGPでは、周回遅れだったエステバン・オコンが、トップを走行していたマックス・フェルスタッペンに接触。レース後の計量時のオコンの対応に激高したフェルスタッペンは、数回にわたってオコンを突き飛ばした。FIA(国際自動車連盟)はマックス・フェルスタッペンの行為に対して2日間の社会貢献活動という処分を下していた。先月、マックス・フェルスタッペンはモロッコ・マラケシュで開催されたフォーミュラEのレースでドライバースチュワードの元F1ドライバーのヴィタントニオ・リウッツィとともにスチュワードパネルを観察し、社会奉仕活動の1日目を消化していた。ペナルティの2日目は、土曜日にジュネーブで行われた。マックス・フェルスタッペンは、数々のケーススタディセッションに参加し、3回のワールドツーリングカーチャンピオンのアンディ・プリオール、WRCのMスポーツ・フォード・ワールドラリーチームのチーム代表ミルナー、BMWモータースポーツの代表を務めるイェンス・マルカルトらとともに、コンペティターのパネルディスカッションを行った。ケーススタディでは、インシデントの検討、スチュワードとの協議、そして、適切な行動方針の決定などが含まれた。マックス・フェルスタッペンは「僕たちはコース上で自分たちの仕事をして、レースで勝つために全力を尽くして努力している。スチュワードが公正な決断を下すための最善の方法を見つけるために彼らの仕事をしているのは明らかだ」とコメント。「僕にとって良いレッスンになったし、マラケシュとここでの両方でたくさんのことを学んだ。マラケシュでの一日あ本当に楽しかったし、スチュワードについて理解を深めることができた。このイベントの一人になれたことも良かったと思う」3日間行われたFIAインターナショナル・スチュワード・プログラムには200名を超える代表者がワークショップに参加した。