レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、メルセデスのF1マシンに乗っていれば多くのF1ドライバーがルイス・ハミルトンと同じような成績を残せたと考えている。ルイス・ハミルトンは、過去5シーズンで4回のF1ワールドチャンピオンを獲得。その過程でミハエル・シューマッハが樹立してきた数々の記録を塗り替えてきた。
残る記録は7回のF1ワールドチャンピオン記録と91勝の最多優勝記録のみ。現在、ルイス・ハミルトンは5回のワールドチャンピオンと73勝まで近づいている。マックス・フェルスタッペンは、2015年のF1デビュー以来、大きなインパクトを残してきたが、主にルノーのパワー不足によってまだ5勝しか挙げることができていない。レッドブル・レーシングは、ホンダへF1エンジンを切り替えることでそのギャップを埋められることを期待している。マックス・フェルスタッペンは、同じF1マシンの乗っていれば、ルイス・ハミルトンのキャリアはそれほど印象的なものではなかった可能性があると語る。「セバスチャン・ベッテル、フェルナンド・アロンソ、ダニエル・リカルド、そして僕があのようなクルマに乗っていたら楽にチャンピオンになれていたと思う」とマックス・フェルスタッペンは Formule 1 にコメント。「オンボード映像を見ると、多くのレースでメルセデスはフルスロットルで走ってさえいなかった」メルセデスは、2014年にマックス・フェルスタッペンと育成契約を結ぼうとしたが、フェルスタッペンはレッドブル・ジュニアプログラムを選択。2017年にもメルセデスは獲得を試みている。マックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンやセバスチャン・ベッテルのチームメイトとしてレースをすることには興味はないとし、レッドブルに忠実なままだと語る。「自分のキャリアを考えてみると、今、ハミルトンやベッテルの隣に座るのはうってつけではない。他に選択肢がなければ絶対にそうするだろうけどね」「レッドブルが正しいパッケージを得られれば、僕たちはチャンピオンになれると信じている」