マックス・フェルスタッペンは、2018年シーズンにミスを多発していることで、トロロッソ・ホンダに降格させるべきだとの批判が広まっている。レッドブル・レーシングは、チームメイトのダニエル・リカルドがF1モナコGPで完璧な週末を過ごし、決勝では手負いのマシンでポール・トゥ・ウィンする走りを見せたが、マックス・フェルスタッペンはフリー走行3回目にクラッシュを喫して予選に参加できず、最後尾からスタートして9位でレースを終えた。
批判家たちは、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、ミスの多いマックス・フェルスタッペンを姉妹チームであるトロロッソ・ホンダに降格させることを決定するかもしれないとの憶測を展開。実際、レッドブルは2016年シーズン途中にダニール・クビアトをトロロッソに降格させている。元レッドブルドライバーであるロバート・ドーンボスは「そのような会話をしてことはない。だが、『もうそのようなことが起こらない』と言い切れるだろうか?」と Ziggo Sport にコメント。「昨年、マックスは信頼性のトラブルでチームにプレッシャーをかけ、ダニエル・リカルドは『まずはチームにそれを証明してもらおう』と語ってサインすることを拒んでいる。そういった事情だ。だが、そのような瞬間ではお互いに協力しなければならない」とは言え、ロバート・ドーンボスは、実際にマックス・フェルスタッペンがレッドブル・レーシングのシートを失うことはないだろうと語る。「マックスのシートはプレッシャーに晒されてはいない。唯一のプレシャーはパフォーマンスだ。今シーズンは多くのチャンスを逃しているし、モナコは最も痛手だった」「彼らはナンバー1やナンバー2を指定することはない。それはレッドブルのDNAではない。セバスチャン・ベッテルがいた時代でさえそうだった。それがマックスにとって重要なことだ」元F1ドライバーのヴィタリー・ペトロフも、マックス・フェルスタッペンがシートを維持するのは疑いのないことだと同意する。「彼は他の大部分のドライバーよりも速いし、追放されるようなことはないだろう」と ヴィタリー・ペトロフは Sport FM に述べた。マックス・フェルスタッペン自身も、トロロッソ・ホンダに降格させられるという噂は正しくないと De Limburger に語った。トロロッソへの降格は論理的に起こり得るかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「いいや、ありえない」とコメント。「僕が“キーボードウォーリアー”と呼んでいる多くの人々がインターネットで僕を批判している。身分を晒して言うよりもずっと楽なことだからね」レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、最終的にマックス・フェルスタッペンは成功すると支持するが、20歳という年齢が要因かもしれないと同意する。「マックスが非常に早い時期にF1に来たことは秘密ではない。彼は最高のクルマの一台で全体の世界を見る前に非常に素早く学ばなければならなかった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「大部分のドライバーが下位シリーズでミスを犯してきたし、誰もそれには注意を払わなかった。だから、マックスは違う。私は彼が成功すると確信している」
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