マックス・フェルスタッペンは、今後、F1ドライバーに年齢と経験を制限するとのFIAの決定に理解をみせている。マックス・フェルスタッペンは、3月の開幕戦で17歳と5カ月というF1史上最年少でトロ・ロッソでF1デビューを飾る。しかし、この契約には反対する意見もあり、FIAは18歳以上でなければF1ドライバーになれないことを含めた“スーパーライセンス”規約を2016年から施行する。
マックス・フェルスタッペンは「15〜16歳ではF1への準備はできていない。カートをするべきだ。なので、FIAが決めたことは理解している。でも、僕は契約できて嬉しく思っている」と De Telegraaf にコメント。しかし、マックス・フェルスタッペンは、自分のような状況のドライバーが、将来、必ずしもF1から締め出されるべきではないと考えている。「才能のある人は、F1でのチャンスを奪われるべきではない。以前にそのような規約があったら、キミ・ライコネンのようなビッグネームはスタートすることができなかった」「準備ができている人もいるし、僕もそうだ」「僕は幼児期からF1がゴールだった。カート時代から、僕自身と父はそれを目指して努力してきた」だが、準備ができていたと感じていたマックス・フェルスタッペンも、昨年夏にトロ・ロッソからオファーがあったときは躊躇したと認めた。「実際にF1カーを走らせたあとでなければ、F1への準備ができているかどうかはわからない」「その点で言えば、僕はリスクを冒した。F1カーで1メートルも走ったことないのにサインしたんだからね。でも、トロ・ロッソはプラクティスセッションで経験を積ませてくれると約束してくれたので、ノーという議論はしなかった」