ジャン・エリック・ベルニュは、2014年末にレッドブルからお払い箱にされる可能性を懸念していないと語る。レッドブルのセカンドチームであるトロ・ロッソの9年の歴史の中で、3年連続でコックピットに収まったドライバーは2人のみ。一人は堅実なシーズンを過ごした2011年末に突如解雇されたセバスチャン・ブエミ、そして、もう一人がジャン・エリック・ベルニュだ。
これまでのところジャン・エリック・ベルニュにとって明るい兆候はない。今年F1デビューを果たしたダニール・クビアトが同ポイントを獲得しており、将来のチャンピオンとも評価されているからだ。対照的にジャン・エリック・ベルニュはほとんど目立っていない。 先週末、フォーミュラ・ルノー3.5のレースが開催されたスパ・フランコルシャンでレッドブルのF1マシンでデモ走行を行ったジャン・エリック。ベルニュは、将来に不安はあるかとの質問を受けた。4年連続でトロ・ロッソドライバーを務めた者は一人もいないが、ジャン・エリック・ベルニュは「あなたの言うような状況ならやれることはほとんどないね。帰ろうかな」と微笑んだ。「真剣な話、統計でまとめられるような状況ではないと思っている。レッドブルとトロ・ロッソは、これ以上信じられないと思ったドライバーを除外するのをためらったことはない。でも、彼らが僕を信じていなければ、去年の終わりには僕を放出していたと思うよ」「彼らがそうせずに僕がまだここにいるのであれば、それは彼らが僕と僕の能力を信じているからだ」 GP3チャンピオンから飛び級でF1デビューを果たした経験の少ないダニール・クビアトの活躍によって日陰の存在になっているとの見方に対して、ジャン・エリック・ベルニュは反論する。「言ったように、チームのテクニカルスタッフとは前よりずっとよくまとまっている。それが実を結んでいることがリザルトに表れているし、チームが十分に考慮できる部分だ。僕としてはチームが僕の家族であるかのように感じられているし、うまく機能しているパッケージをバラバラにする意図は彼らにないと思っている」