今年トロ・ロッソでF1デビューを果たしたジャン・エリック・ベルニュは、レッドブルのシートを争っているとは感じていないと述べた。昨年のフォーミュラ・ルノー3.5を2位で終えたジャン・エリック・ベルニュは今年、ダニエル・リカルドとともにレッドブルの姉妹チームであるトロ・ロッソに加入した。
今年始め、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、レッドブルがドライバーの一人を交代する場合は、トロ・ロッソのドライバーに目を向けるのはごく自然なことだと述べていた。「育成方針があり、その育成方針が本物の才能、セバスチャン・ベッテルのような刺激的な才能を届けることであるなら、それは完全に論理的なことだと思う。外部よりも生え抜きのドライバーを選ぶことは多くの意味がある」とクリスチャン・ホーナーはオーストラリアGPでの絵bた。だが、ジャン・エリック・ベルニュは、トロ・ロッソのために出来る限りベストな仕事をすることに集中しており、ダニエル・リカルドとレッドブルのシートを争っているとは考えていないと述べた。「僕たちがレッドブルのコックピットを争っていると話している人もいるけど、今はそこに目を向けてはいない」とジャン・エリック・ベルニュはコメント。「僕はトロ・ロッソでレースをしているし、マシンをポイント候補にする役に立ちたい」「彼の前で15位でフィニッシュすることに興味はない。速いマシンがあるのであれば、彼の後ろで4位でフィニッシュした方がいい。彼の後ろでフィニッシュする? いいや、それを望んでいるわけではないよ!(笑) 上位を争うという部分だけが重要だ。残りは忘れてほしい」ジャン・エリック・ベルニュは、F1マレーシアGPを8位でフィニッシュし、ここまで4ポイントを獲得しているが、ここまでのパフォーマンスについては複雑な気持ちだと述べた。ここまでのパフォーマンスに満足しているかと質問されたジャン・エリック・ベルニュは「イエスだけどノーでもある」とコメント。「かなりうまくいっているという意味ではイエスだけど、もっとうまくやれるはずだという意味ではノーだ」「もちろん、ルーキーという表現を使うこともできるけど、それは望んではない。ドライバーとしてやってはいけないミスもいくつかしている。身分は重要ではない」「実際、ルーキーという身分はあまり考えていない。僕は一人前のドライバーだ」