2020年のF1世界選手権 第14戦 F1トルコGPの舞台となるイスタンブール・パークをアルファロメオF1のロバート・クビサが解説した。当初のF1カレンダーには含まれていなかったF1トルコGPだが、新型コロナウイルスによって2020年のF1世界選手権のスケジュールが改訂されたことにより、2011年以来となるカレンダー復帰を果たす。ロバート・クビサは2010年にルノーで6位入賞を果たしている。
トルコの首都イスタンブール郊外の丘陵地に設置されたイスタンブール・パークは、アップダウンのはげしい地形に、低速から高速までのあらゆるコーナーが設けられた全長5.338kmの反時計回りのサーキット。260km/h以上の高速から飛び込むシケインやブラインドコーナーなど難所が多く、低速・高速セクションが混在するので、セッティングと攻略は難しい。高低差の大きい地形が巧みに生かされたコース設計で、GPサーキットの中でも難易度は屈指。ドライバーにとっては、体力的にもかなりきついコースとなっている。この反時計回りのサーキットには合計8つの左コーナーがあるが、マシンセッティングへの直接的な影響はない。とはいえ、他のサーキットと同様にいくつかの見せ場があり、中でも特徴的なのはターン8であろう。この3連の左コーナーでは、実に7秒間、体重の5倍のコーナリングGがかかり続ける。ドライバーの身体に対する負荷の高さでは、世界屈指といっていいだろう。コーナリングスピードは、最低でも時速250km。しかし、このコーナーが技術的な側面で注目されるのは、その速度からではない。このコーナー中程の路面に凹凸があるために、車高を極端に低く設定することができず、他コーナー走行時のハンドリングが犠牲になってしまうからだ。このサーキットで好タイムを狙うには、優れたマシンバランスが必要である。ハンドリングのよさが問われるヘアピンコーナーが、いくつもあるからである。そして最終区間には、低速の左・右・左の複合コーナーが控え、そこから長いメインストレートへと続く。ここへの進入で、マシンは時速300kmから時速80kmへと急減速する。ここがこのコースで最高のオーバーテイクポイントだ。 フルスロットル:62% ダウンフォースレベル:ミディアム、6/10OO.ready(function() {window.pp = OO.Player.create("player", "1xa2JzajE65ICN_z_fQg1G9vHO-a7Pkk");});
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