トヨタは、2016年WECマシン『TS050 HYBRID』での初走行をスペインのアラゴン・サーキットで行った。トヨタの新型LMP1カーであるTS050 HYBRIDは、14日(木)にステファン・サラザンによってシェイクダウンが行われた。テストには、セバスチャン・ブエミとマイク・コンウェイも参加している。
トヨタは、昨年マシンのTS040 HYBRIDとともにTS050 HYBRIDのテストを実施。テストは3日間に行われる。トヨタの広報担当は「全てが順調に進みましたが、それが現段階でお話しできる全てです」と Autosport に述べた。トヨタは、ポールリカールで行われるWECのプレシーズンテストが開始される前日となる3月24日にTS050 HYBRIDの詳細を発表する。トヨタは昨年6月に2016年にむけて3.7リッター V8自然吸気エンジンに代わる新しいガソリンエンジンを開発していることを明らかにしている。トヨタは新型エンジンにターボを搭載すると述べており、昨年タイトルを獲得したポルシェと同じV型4気筒になるとみられている。また、トヨタは、ポルシェのように排気ガスからエネルギーを回収するのではなく、フロントおよびリアアスクルからのエネルギー回生を継続することを認めている。
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