トヨタ自動車会長の豊田章男が、平川亮が2024年のマクラーレンF1チームのリザーブドライバーを務めるになった件について語った。マクラーレン・レーシングは、F1日本GPが開催されている9月22日(金)に平川亮がドライバー育成プログラムに加入し、その一環として2024年にF1チームのリザーブドライバーを務めることを発表した。
鈴鹿サーキットには、平川亮とともにモリゾウこと豊田章男会長が訪れ、パドックをざわつかせた。今回の平川亮のマクラーレンF1チームとの契約について豊田章男会長はソーシャルメディアに次のように投稿した。14年前の決断に後悔はありません。ただ、申し訳ない気持ちはあります。当時の会見でも私はこう答えていました。「小林可夢偉選手が最後に2戦出場できたことを非常によかったと思っています。2戦ではあるがF1を実際に走り、日本人として入賞し立派な戦いを示しました。その後、継続してチャンスを与えてあげられないことは大変申し訳ない。中嶋一貴選手も含めて、まだ若いので、今年までの走りが評価されて、彼らにチャンスがくることを祈りたいし、いろんな形で応援していきたいと思っている。」ドライバーならば必ず“自分をもっと成長させてくれるクルマ”に乗りたいという気持ちを持っています。その気持ちに応えたいと、私は、一貴、可夢偉をはじめ多くのドライバー達を応援し続けてきました。ドライバー達は逆に「成長した自分を“もっといいクルマづくり”に役立てたい」と私に言ってくれます。ドライバー達の成長と、私が目指す“もっといいクルマづくり”は、今や両輪で進んでいくものになりました。今回、一貴と可夢偉の後輩でもある平川亮に、更なる成長のチャンスが巡ってきたこと、そして、その応援ができることを本当に嬉しく思います。このチャンスをくださったマクラーレンの皆さまに感謝いたします。平川亮が更なる成長を遂げ、マクラーレンファン、トヨタファン、モータースポーツファンを、もっと笑顔にしてくれることを期待しています。平川、期待してるよ!普段は口数少ない君が、こないだ私に「モリゾウさんの目指す“もっといいクルマづくり”に役立ちたい!」と、具体的なアイデアを示してくれたことも感謝しています。そのアイデアも、いつか実現しよう。