トヨタは、F1スペインGPの予選で、ティモ・グロックが6番手、ヤルノ・トゥルーリは7番手だった。ティモ・グロック (6番手)「フリー走行は完璧とまではいかなかったが、6番手以内での決勝グリッドには、かなり満足だ。フリー走行では、クルマの安定性不足に少し苦しんだが、改善を尽くし、予選を6番手で終えたので、喜ぶべきだと思う。もちろん、なるべく先頭に行きたかったが、今週末に向けて、他のチームも大きく改良をしてきており、力の差が縮まった中での競争になっている。今シーズンは全てのレースでポイントを挙げており、3列...
ヤルノ・トゥルーリ (7番手)「今日は、興味深くかつ同時にタフな予選だった。特に少なめの燃料搭載量でのぞんだQ1とQ2では少してこずったが、最後のQ3ではうまく行った。Q3では、燃料を積んだため、グリップも上がり、クルマの反応も良くなったので、攻めることができた。最後には、素晴らしいラップを刻むことができたので、パフォーマンスには満足している。積んだ燃料の量を考えると、7番手スタートはとても良い成績だ。今日は戦略がうまくいき、良い結果となった。決勝の成績も期待できると思う」パスカル・バセロン (シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー)「全体的に、予選のパフォーマンスは良く、2台とも上位8位に入ることができて満足している。新しい空力パーツをフリー走行で評価し、決勝の準備のために周回を重ねたりと、いろいろ実施することができた。予選の前のフリー走行は素晴らしい結果ではなかったが、問題点は見直し、競争力を上げた。サーキットとタイヤの特徴から考えると、ツーストップかスリーストップの可能性があり、決勝はとても面白く、いろいろな戦略が考えられる。調子は良いので、明日が待ち遠しい」新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)「予選6位、7位は手放しで喜べる結果ではないが、今週末のドライバー、チーム、ケルンのファクトリーで働く仲間の頑張りで、ここまで来ることができた。午前のフリー走行から予選にかけてセットアップの詰めを行ったが、最後まで、このサーキット特性に充分適合させる事ができず、もう一歩上位のグリッドを得られなかった。しかしレースはまた別。簡単ではないが、表彰台を目指し、積極的なレースを展開する」関連:F1スペインGP 予選:ジェンソン・バトンがポールポジション