トヨタF1チームの代表である山科忠は、新しいレギュレーションの導入に関わらず、2009年は完璧な信頼性を目指していると語る。2008年シーズン、トヨタは2年ぶりに表彰台を獲得するなどポジティブな結果を残し、コンストラクターズチャンピオンシップを5位で終えた。山科は、信頼性の問題によりチャンスを逃したと認識しており、ポジティブだった2008年を振り返るのではなく、2009年は信頼性を改善させ、トヨタ初勝利をおさめるために集中しなければならないと語る。
「シーズンのポジティブな面に浸っていてはいけない」「トヨタのF1での目的は勝つことであり、2008年は達成できなかった。例えば、富士スピードウェイでは、予想していたよりも期待はずれな結果だった」「他のチームと比較すれば、我々の信頼性は良かったと思う。しかし、我々は問題によって何度かポイントを失ったし、どんな信頼性問題も起こさないよう努力しなければならない。チャンピオンシップでは失ったポイントが非常に高くつくことがある」「100%の信頼性を目標とすることで、我々のドライバーは信頼して委ねることができる。たとえ、非常に大胆な目標だとわかっていても、我々はそれを達成するために全力で働いている」山科は困難な2007年シーズンのあとで、チームが昨シーズン達成したことに誇りを持っていると語る。「2008年のチームの進歩を非常に誇りに思っている。我々は、表彰台に戻るという1つの目標を達成した。そして、いくつかのレースを上位で戦い、多くのポテンシャルを示すことができた」「しかし、まだ多くの仕事があるし、レースに勝って、ワールドチャンピオンシップを戦うという目標を達成できるようにこのような大きな進歩を継続しなければならない」
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