トヨタ車体のラリーチームである Team Land Cruiser TOYOTA AUTO BODYは、「ダカールラリー2016 アルゼンチン〜ボリビア」に、ランドクルーザー200 シリーズをベースとしたラリー仕様車2台で参戦し、ガソリンクラス・ディーゼルクラスを含めた市販車部門において、1位(343 号車)になり、3連覇を成し遂げた。 今大会では、1995年のダカールラリー初参戦以来、初となる社員ドライバーを起用するとともに、ラリー車開発を専属で担当する社員エンジニアを加えた、新たなチーム、新たなチームワークで参戦。
レースでは343号車が路面の溝に落ち車両のフロント部分を壊すアクシデントなどに見舞われたものの、社員エンジニアやメカニックによるチーム一丸となったサポートと、得意とする後半戦の砂丘ステージで驚異的な追い上げを図り、見事優勝した。また、342号車も社員ドライバーの三浦が、完走率 59%(4 輪)の過酷なレースを、堅実な走りで完走し、社員の一層の凝集力につながるとともに、チャレンジし目標に向かって努力することでダカールラリーをゴールすることができることを証明した。岩瀬広 (トヨタ車体 取締役社長)新たなチームでチャレンジし、3連覇を達成することができたことを大変うれしく思います。応援していただいたファンの皆様や、ご支援いただいたスポンサーや関係者の皆様に感謝申し上げますとともに、3連覇に向けて心ひとつに全力で挑んだチームメンバーにも感謝します。世界で最も過酷なラリーと言われているダカールラリーで3年続けて勝利できたことにより、ランドクル―ザー200 シリーズの走破性や安全性、信頼性を実証することができました。今後もラリーで得られた成果を「もっといいランドクルーザーづくり」に活かして、世界中のお客様に喜んでいただけるクルマづくりを一層進めて参ります。今後も引き続きご声援をお願いいたします。豊田章男 (トヨタ自動車株式会社 代表取締役社長)トヨタ車体「チームランドクルーザー」が、市販車部門で3年連続の優勝を果たしたことを、大変うれしく思います。これも、応援をいただきました皆さまのお蔭であり、心より感謝申し上げます。ラリー前半戦、343号車がクラッシュした場面がありました。自走不可となった343号車を、342号車が牽引してゴールにたどり着き、メカニック達は明け方までかかって車を修復し、チームみんなの力で2台共がラリーを継続することが出来ました。「なんとしても全員でゴールを目指す!」という関係者全員の熱い想いがひとつとなって達成したのが、今回の優勝であり、三連覇であると感じています。心をひとつに、総走行距離8000km超の過酷な道を走り抜いたドライバー、ナビ、それを支えたメカニック、そして、過酷な南米大陸の道をも走破する「ランドクルーザー」を開発した全ての関係者の方々に敬意を表するとともに、心からの感謝の意を表したいと思います。本当におめでとうございます。心をひとつに走り抜いた長い道のりの中でランドクルーザーというクルマは更に鍛えられ、過酷な環境の下での挑戦の日々に、携わったメンバーは大いなる成長を遂げたことと思います。完走を果たした342号車のドライバーの三浦さんはトヨタ車体の社員の方です。社内公募でダカールラリーのプロジェクトに自ら手を挙げ、何年にも亘る厳しいトレーニングやナビゲーターの経験を経て今回、完走を果たしました。三浦さんのチャレンジ精神と経験は、必ずやトヨタ車体の、そしてトヨタグループ全体の「もっといいクルマづくり」に良い刺激となって表れていくと思います。「道が人を鍛える。人がクルマをつくる。」その想いを胸に、どんな時も不撓不屈の精神で、トヨタグループ一丸となって「もっといいクルマづくり」にこれからも取り組んでいきたいと思います。応援ありがとうございました。