トロロッソ・ホンダは、2018年F1マシン『STR13』の主要諸元およびスペックを公開した。ホンダF1とスクーデリア・トロロッソが結成した「レッドブル・トロロッソ・ホンダ(Red Bull Toro Rosso Honda)」は26日(月)、参戦初年度となる2018 F1世界選手権の開幕に先立ち、ホンダの新型パワーユニット「Honda RA618H」を搭載した新型マシン「STR13」を公開した。
レッドブル・トロロッソ・ホンダは、イタリア・ファエンツァに本拠を置く「スクーデリア・トロロッソ(Scuderia Toro Rosso)」とホンダがパートナーになり、結成されたF1チーム。ホンダ製パワーユニット「Honda RA618H」を搭載したマシン「STR13」で2018シーズンを戦う。トロロッソは2006年にF1へデビューし、同年の米国GPで初ポイントを獲得。2008年のイタリアGPでは、後にレッドブルへ移籍しチャンピオンとなるセバスチャン・ベッテルによって初優勝・初表彰台を達成する。2018年は、2016年GP2(現F2)王者で日本でも活躍したピエール・ガスリーと、WECならびにル・マン24時間で栄冠を手にしたブレンドン・ハートレーの2名を擁して、シーズンを戦う。フランツ・トスト (スクーデリア・トロロッソ チーム代表)「ホンダとともに迎える新たなシーズンが今から楽しみです。これまでエンジン独占供給を受けた経験がないトロロッソが歴史のあるホンダとパートナーになり、これからともに進んでいくことにわくわくしています。また、我々は2人のルーキーを2018シーズンのドライバーに迎えています。ルーキーとはいえ、ピエール・ガスリーもブレンドン・ハートレーも昨年いくつかのレースで我々とともに戦っており、今シーズンが彼らにとって初のF1フル参戦の年になるのです。ピエールは2016年のGP2(現F2)チャンピオンであり、ブレンドンは昨年のFIA世界耐久選手権とル・マン24時間で王者となりました。そんな2人に競争力のあるマシンを提供できれば、ハイレベルなパフォーマンスを示してくれると確信しています。我々がハードワークを重ねて開発したSTR13がサーキットを駆ける姿を目の当たりにすることが待ちきれません。いよいよ、シーズンの始まりです…Gambarimasu(ガンバリマス)!!」森山克英 (本田技研工業株式会社 ブランド・コミュニケーション本部長)「昨年9月のパートナーシップ発表から、非常にタイトな時間の中で準備を進めてきましたが、この日を迎えることができました。ここまで一緒に開発に取り組んできたトロロッソとホンダのエンジニア、メカニックの皆さんに感謝の言葉を送りたいと思います。今日から始まるテストで新生レッドブル・トロロッソ・ホンダのマシンを熟成させメルボルンに向かいます。皆さまの応援をよろしくお願いします」トロロッソ・ホンダ STR13 主要諸元表名称STR13エンジン型式Honda RA618Hシャシースクーデリア・トロロッソ製コンポジットモノコックフロントサスペンションスクーデリア・トロロッソ製。カーボンファイバー製ウィッシュボーン、プッシュロッド方式トーションバー、アンチロールバーリアサスペンションスクーデリア・トロロッソ製。カーボンファイバー製ウィッシュボーン、プルロッド方式トーションバー、アンチロールバーパワーステアリングスクーデリア・トロロッソ製ギアボックススクーデリア・トロロッソ製。カーボンファイバーコンポジット製ケースギア数8速、油圧式排気システムHonda製ブレーキキャリパーブレンボ製ブレーキ・バイ・ワイヤスクーデリア・トロロッソ製ステアリングスクーデリア・トロロッソ製ドライバーズシートスクーデリア・トロロッソ製ペダルスクーデリア・トロロッソ製消火システムスクーデリア・トロロッソ製タイヤピレリ製燃料システムATL製タンク、スクーデリア・トロロッソ製重量733kgトロロッソ・ホンダ STR13 画像
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