トロ・ロッソは、F1 モナコGPで、セバスチャン・ヴェテルが5位、セバスチャン・ブルデーはリタイアだった。19番手からスタートしたセバスチャン・ベッテルだったが、波乱のレースをうまくすり抜け、最終的に5位でフィニッシュ。新車STR3で挑んだ初レースで、ベッテル自身の今季初ポイントとなる4ポイントをチームにもたらした。一方のセバスチャン・ブルデーは、レース序盤に、クラッシュしてコース上に止まっていたデビッド・クルサード(レッドブル)に後ろから衝突。マシンを破損し、レースを終えた。
セバスチャン・ベッテル (5位)「今日のレースは本当に難しかった。特にスタートは路面が濡れていたのでひどいアクアプレーニング現象が起きた。しかし、コースが乾き始めてからは力強い戦いができて、この結果を手に入れることができた。今シーズンの初ポイントを新車で戦ったモナコで獲得できたのは最高だ。この週末を通して新車の理解と改善に努めてくれたチームに心から感謝している。素晴らしいピットストップで2つ順位を上げることができたことにも感謝している。長年チームとともに戦ってきたメカニックのガッジオが、このレースでチームを去ることになった。今回のポイントは彼への良いプレゼントになった。今夜、彼のために素敵なパーティーをやるので、ポイント獲得を一緒に祝いたいと思う」セバスチャン・ブルデー (リタイア)「路面に水が残っている時にインターミディエイト・タイヤで走るのは容易ではないので、状況はさらに複雑だった。ぼくのアクシデントだが、デイビッドのコースアウトが原因だ。その頃にはすでに雨は止んでいたようだが、何故か、そのポイントは前よりも路面が濡れていた。イエローフラッグを見た瞬間にブレーキを踏んだら、リヤのコントロールを失った」フランツ・トスト「5位、4ポイント、新車、この全てをモナコで成し遂げたのは素晴らしいことだ!エキサイティングなレースだった。ベッテルも本当に良く頑張ってくれた。特に序盤の難しい状況の中でも、彼は新車を完全にコントロールしていた。ドライタイヤに履き替えた後は、コースで最も速い中の一台だった。F1で初めてのモナコで、しかも新車だったことを考えると、本当にすばらしいパフォーマンスだった。チームも素晴らしい仕事ぶりだった。木曜日は不調だったが、その後の2日間で完全に新しいセットアップに変更した。エンジニアとチームの全員の素晴らしい仕事ぶりに感謝したい。ボーデに関しては、クルサードがクラッシュした時の減速でコントロールを失った。だが、今年はまだ数多くのレースが残っているので、これから実力を発揮してもらいたいと思う」
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