ミルコ・ボルトロッティが、トロ・ロッソから参加したF1若手ドライバーテストを振り返った。今回、再びF1カーの運転を経験して、いかがでしたか?昨年のテストに引き続き、ぼくにとっては最高のチャンスであると同時に最高の経験だった。前回とはプログラムの内容もかなり異なり、いくつかのパーツのテストを行った。でも、F1カーであることに変わりはなく、最高だった。今回、参加することができて本当にうれしい。
F1カーとF2カーの違いは?想像できないほどの大きな違いがある。全く別物だ。F1カーを他のクルマと比較することはできない。別世界なんだ。エンジンパワー、ブレーキパワー、グリップなど、全てが異なる。だから、自分のドライビング・スタイルを変えなければF1カーを乗りこなすことはできない。他のクルマの運転とは全く違う。昨年のフェラーリのテストよりも良いパフォーマンスを見せなければならないというプレッシャーはありましたか?ない。常に自分の限界までプッシュしているからね。でも、ラップタイムを考えたり、新しいパーツを試すなど、焦点を当てる部分が異なるという意味で、前回のテストとは違った。今日のパフォーマンスには満足していますか?いろいろとあったことを考えると、満足している。もちろん、パフォーマンスを改善できる可能性もあったので、自分としては完全には満足していないけどね。来年、再来年の目標は?テスト・ドライバーへの昇格ですか?そうなれば良いとは思うが、もちろん、大変なことだと思う。まだ、来年は何をするか決まっていないけれど、今は来年のことだけを考えるつもりだ。出場するシリーズが決まったら、コンペティティブな戦いができるように、それだけに集中して準備作業にベストを尽くす。第一希望は?いろんなカテゴリーがあるから、今はまだ分からない。そういうことは、シーズンが終わった後に分かるんだ。今日のぼくにとって一番需要なのは、チームと共にF1で仕事をするチャンスに恵まれたことだ。本当に楽しかったよ。1周走ってガレージに入り、クルマに変更を加えて再びコースに出て、クルマの変化を見ることができるんだから。こういうことが若手ドライバーにはとても重要なんだ。ぼくにとっては最高の経験だった。集中するように努力している。クルマの中ではやることが多くて気が抜けない。コックピットにはいろんなスイッチやボタンがあって、やらなければならないことが沢山あるんだ。これが、他のレースカーとの一番の違いかも知れない。