トロロッソ・ホンダのチーフレースエンジニアを務めジョナサン・エドルズが、F1イタリアGPの予選を振り返った。ピエール・ガスリーがエンジン交換によってグリッド降格ペナルティが決定していため、トロロッソ・ホンダはダニール・クビアトのQ3進出を目指して、Q2の最後のアタックでガスリーのトウをクビアトに使わせる戦略を進めた。
しかし、それはうまくいかずダニール・クビアトは13番手。ピエール・ガスリーも同じくグリッド降格ペナルティが決定しているランド・ノリス(マクラーレン)の後ろの15番手で予選を終えることになった。「昨日と比べて路面コンディションがわずかに異なっていたため、昨日示していた競争力を維持するためにセットアップを変更する必要があった。路面に対応するためにマシンにいくつか変更を施した。FP3のパフォーマンスはそれらがうまく機能していることを示していたと思うし、クルマはかなり有望にみえた」とジョナサン・エドルズはコメント。「Q3に進出するのが厳しいことはわかっていたが、トウが必要となるものの、すべてを計画通りに進められれば可能性がある兆候はあった」「今日の予選のすべてのセッションは全チームにとってチャレンジだった。特にQ3では最後にトウを得ようとして8台が犠牲となった。スリップストリームを得ること集中していたため、最後のラップを走ることができなかった」「Q1では多くのマシンがコースに出ていたため、良いポジションを獲得するのは困難だったが、我々はそれを管理し、2台がQ2に通過した。すべては順調に進んでいたが、その後、我々はダニールのQ3進出に少し手を貸すために当初の計画から逸脱することにした。だが、それはうまくいかず13番手となり、ピエールは15番手となった。ピエールにはノリスを上回れるクルマがあったと思うのでは彼の後ろのグリッドでスタートすることになったのは残念だ」「ポジティブな面としては、クルマはロングランで優れたペースを示していたので、望んでいた場所からスタートすることはできないが、先週末のスパの強力なパフォーマンスを再現できることを願っている」関連:F1イタリアGP 予選 | トウを巡る駆け引きのなかルクレールがPP獲得
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