トロロッソのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは、アレクサンダー・アルボンにはレッドブル・ホンダでチームメイトのマックス・フェルスタッペンと対峙できる“精神的な強さ”を持っていると確信していると語る。レッドブルは夏休み中にピエール・ガスリーに代えてアレクサンダー・アルボンをレッドブル・ホンダのドライバーに起用することを決定。アルボンはF1でわずか12レースでトップチームのシートに収まることになった。
ピエール・ガスリーは、シーズン前半にマックス・フェルスタッペンと競うことに苦労し、ほぼ3分の1のポイントしか獲得できなかった。キャリアの早い段階でアレクサンダー・アルボンがマックス・フェルスタッペンのチームメイトになるという挑戦について質問されたフランツ・トストは、簡単なことではないが、アルボンにはそれを引き受けるために必要なものを持っていると述べた。「現在、マックスがF1で多くの経験を積んでいるのは事実だ。彼は最速のドライバーのひとりであり、非常に落ち着いたドライバーでもある。彼は勝利を目指して戦っている。私は来年チャンピオンシップを獲れると確信している。そのようなドライバーと対峙するのは簡単なことではない」とフランツ・トストはコメント。「それでも、アレクスの精神力はマックスに対抗できるほど強い。それは結果と将来で明らかになるだろう」トロロッソでマックス・フェルスタッペンの初期段階で仕事をしたフランツ・トストは、2019年のアレクサンダー・アルボンには類似点があると語る。「マックスはよりアグレッシブだ。特に他のドライバーと戦うときにはね。皆さんもそれは覚えているだろう。いくつか良いオーバーテイクがあったし、クラッシュもあった。だが、それはゲームの一部だ」とフランツ・トストはコメント。「マックスは非常に高い天性のスピードを兼ね備えている。それはアレックスも同様だ。残りの部分でも技術的な面など、彼らはかなり似ている」「二人ともクルマのセットアップ方法、最適な方法でタイヤを使用する方法やマネジメント方法をよく理解している。もちろん、マックスの方がはるかに経験があるし、それが彼の助けになるのは確かだ」