トロ・ロッソは、F1日本GP決勝レースで、ハイメ・アルグエルスアリ、セバスチャン・ブエミともにリタイアだった。予選までは好調なパフォーマンスを見せていたトロ・ロッソ勢だが、レースはダブルリタイアに終わった。ハイメ・アルグエルスアリは、レース終盤に130Rで激しくクラッシュ。セーフティカーの原因となった。アルグエルスアリに怪我はなかった。
セバスチャン・ブエミのリタイアは、クラッチトラブルが原因だった。ハイメ・アルグエルスアリ (リタイア)「ソフトタイヤに交換した、2回目のピットストップを終えた次の周回でのアクシデントだった。フラットアウトのターン15で車体後部のコントロールを失い、壁にクラッシュした。その理由は分からない。説明がつかないトラブルだったので、データを見たい。リヤタイヤの空気圧の問題かパンクかも知れない。こんなことになって、本当に申し訳ないと思っている。僕は全ての周回をプッシュし続け、ラップタイムも同じ0.1秒に入るほどの安定した走りを続けていた。ブラジルはもっと良いレースにしたい」セバスチャン・ブエミ (リタイア)「パレードラップのスタートからクラッチに問題があり、グリッドを動くことができなかった。クラッチマップを調整して問題を解決しようとしたが、本当のスタートでも問題は解決できなかった。その数周後、クラッチがダメになりピットでリタイヤすることになった。アクシデント前の予選ではQ3に進出できるほどクルマは速かったので、今日はポイント獲得も可能だったかも知れない。これからブラジルの準備を行わなければならないが、トップチームもそれほど多くの開発部品を投入しないかも知れないので、最後の2戦で良いリザルトを出してシーズンを締めくくることができれば良いと思う」フランツ・トスト「もう何年も日本に来ているので、ここが物価が高い国であることは承知しているが、今週は特に高くついてしまったよ!残念ながらセバスチャンにクラッチのトラブルがあり、スタートできなかった。その後、それが原因でリタイヤとなった。アクシデントを起こすまでは、ハイメも良いレースを戦っていた。2回目のピットストップを終え、新しいオプションタイヤでこのコースの最速コーナーである130Rを走っていた際の出来事だったので、とても大きなアクシデントだった。原因はこれから調査する。幸い彼に怪我はなかった。これが何よりも大切なことだ。クルマはまた話が別だが、ブラジルまでにはコンペティティブなパッケージに仕上げたいと思う」 結果:F1日本GP:セバスチャン・ベッテルが今季3勝目! トゥルーリが2位!