トロロッソ・ホンダは、F1ドイツGPのダニール・クビアトがチームにとって11年ぶりとなる3位表彰台を獲得。アレクサンダー・アルボンも自己ベストとなる6位でフィニッシュし、ダブル入賞を果たした。フランツ・トスト (チーム代表)「今日のレースは、とてもエキサイティングなF1の一戦となった。フェルスタッペン、優勝おめでとう! そしてホンダF1にとって、このPU時代の競争の中での2勝目は、たいへんすばらしい結果だ!」
「そして、ダニール・クビアトには誰よりも大きな『おめでとう』を言いたい。彼の3位表彰台は成るべくして成した結果だったと思う。今日のような難しいコンディションの中、彼は数々の巧みなオーバーテイクを見せ、最後の最後までミスなくレースに集中していた。雨は我々の味方となってくれたようだ。雨の神に感謝しなければならない。ダニールのタイヤ交換のためのピットインのタイミングは早くリスクがあったが、結果的に表彰台獲得という結果につなげることができた。そのようなすばらしい作戦を立てたチームには賞賛の言葉を送りたい。エンジニアたちがセットアップですばらしい仕事をしてくれたおかげで、今日は最高のマシンでレースができた。そしてアルボンの今日のレースで見せたパフォーマンスにもとても満足している。このように目まぐるしく変化するコンディションの中、F1マシンで走行することは、彼にとって初めての経験だったにも関わらず、6位でレースを終えるのには重要であったし、タイヤマネージメントもしっかりコントロールできていたと思う。トロロッソのチームのみんなに、今日のすばらしいレースに貢献してくれたことに感謝する。次戦のブダペストでのレースでは過去にもいい結果を残している。またすばらしいレースができるのを楽しみにしている」ダニール・クビアト(3位)「F1での2度目のチャンスとなる今シーズン、こうして表彰台にまた戻って来ることができて最高の気分だ。再び表彰台に上ることは難しいのではないのかと思っていたので、信じられないぐらいうれしい。今はいろいろな感情が高ぶって、少し落ち着く時間が必要かもしれない。トロロッソにとってベッテルがモンツァ(2008年イタリアGP)で優勝して以来の表彰台という、すばらしい結果になった。そんな記念すべき日に貢献することができ、とても幸せだ。チームのみんな、一人一人のおかげです、本当にありがとう。ここのところ、自分のキャリアの中でもっとも良い状態だと感じていた。今シーズンは自分自身でも成長し、冷静に考えることを覚え、上位争いができる準備は整っていると感じていたので、今日のこの結果で自分自身に、そして周りの支えてくれた人たちに証明することができた。この結果を一度とは言わず、また何度も繰り返せるようにしていきたい。今日のようなレースは簡単なものではなく、あのタイミングでのピットインの判断はとても難しいものだった。チームと僕にとってともに勝つも負けるも半々の確率だったが、今日は共に表彰台を勝ち取ることができたすばらしい結果になった」 アレクサンダー・アルボン(6位)「いいレースになった! このサーキットでのウエットコンディションでマシンがどう反応するか確かではなかったので、スタートは少し慎重になった。F1で初めてこのようなコンディションで走行したが、満足のいくパフォーマンスを見せることができたと思っている。レースペースもよく、すこし運もあったし、最初のピットストップのタイミングの判断も正しい時を見定められた。4番手を走行していた時は「さあ、行くぞ!」ととても興奮した。残念ながらウエットタイヤからドライタイヤに替えるための2回目のピットストップはタイミングを逃し、ダニール(クビアト)の一周後に入ることになり、その間に4台に抜かれてしまった。途中まで4番手で走行できていたからか、6位という結果が残念に感じてしまうのは可笑しいかもしれないね。あの厳しい予選から決勝にはここまで持ち直してくれた、チームのすばらしい働きに感謝している」
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