トロロッソ・ホンダのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、F1イギリスGP初日の作業を振り返った。トロロッソ・ホンダは、アレクサンダー・アルボンが9番手、ダニール・クビアトが11番手で初日のセッションを終えている。
「フランスとオーストリアというチームにとっては2つの厳しいイベントを終えて、我々はシルバーストンに乗り込んだ。この10日間はパフォーマンスが不足した一番の理由を探るため、ファエンツァとバイチェスターで多くの努力が注がれてきた」とジョナサン・エドルズはコメント。「我々は理由を特定したと考えているし、過去2レースで何が制限になっていたのかをはるかによく理解できている。それらに対応するための準備として、ここに来るまでに徹底したシミュレータープログラムを実施してきたので、FP1の主な焦点は自分たちの分析を理解しつつ、テストアイテムを実際のコースで試しながら、バランスが改善されているか、数レース前の競争力を取り戻せているかを調べた」「再舗装された路面は非常に新しく、今日はそれ自体のチャレンジもあった。セッションのスタートには多くのドライバーが低グリップに苦戦しており、シルバーストンではかなり典型的とはいえ、風が強かったことも助けにはなっていなかった。突風があり、風向きも変わっていったので、マシンはやや一貫性に欠けたが、FP1では十分に良い走行ができたので、我々が注いできた努力が良い結果につながっていることも理解できた」「FP2の前にはさらに前進し、セッション中はショートランのバランスの微調整に励んだ。ロングランはまずまずなので、すべてのデータを調べ、残りの週末に向けてどうしていくかを決めていきたい」「トップ10のテールエンドに食い込める程度の競争力を取り戻せているようなので、中団グループの上位に近づいているはずだ。作業が効果をもたらしているように思うが、それは明日の予選と日曜日のレースで確認できる」