トロロッソは、ホンダがF1で2チーム体制となって初めてとなるF1プレシーズンテストで“シームレス”な進歩を果たしていると語る。2018年にトロロッソと信頼性とパフォーマンスを改善させたホンダは、2019年のF1世界選手権では新たにレッドブル・レーシングにも供給を拡大。ホンダにとってF1復帰以降5年目は2チーム・4台体制で臨む。
レッドブル・レーシングがかつてタイトルを4連覇したルノーのF1エンジンを捨ててホンダに切り替えたことで、先週のF1バルセロナテストには大きな注目が集まった。マクラーレン時代の3年間は信頼性問題によってF1プレシーズンテストで躓いていたホンダだが、今年のF1プレシーズンテストでは2チーム合わせて957周を走行し、ホンダのF1エンジンは、メルセデスとルノーよりも多くの走行距離を達成した。レッドブルは、定期的にホンダのF1エンジンのパワー向上について語ってきたが、トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンも、ホンダのF1エンジンの進歩を称賛した。「ホンダのエンジンプログラムは素晴らしいものだった」とジョディ・エギントンはコメント。「我々はエンジンへの追加ログ記録に関して、ホンダはロームとセンサーで通常のテストを実行している。ホンダと一緒にバックグラウンドで一緒に仕事をしていおり、彼ら自身のことをしている。それは素晴らしいこと。彼らは私たちに妥協を強いるようなことはしていない」「すべてのPUメーカーと同様に、ホンダは次のステップに取り組むために冬の間に非常に忙しく作業してきた。そして、我々は彼らが冬の間に学んだことを慎重に評価し、それらを段階的に導入しながら推進している」「すべてのエンジンメーカーは、PUの運用範囲でまだまったく限界まで作動させていない。昨年のこの時期と比べて、エンジンは素晴らしい一歩を果たしているし、それは昨年の終わりに明らかになったと思う」ジョディ・エギントンは、ホンダとの継続性は、2006年にグリッドに加わって以来、エンジンサプライヤーに多く変更してきたチームにとって有益であると付け加え。「我々は昨シーズンを終えたところから進めることができているし、今我々はそこで働いている人々に精通している。それはガレージにいる我々の大部分にとって非常にシームレスだった」とジョディ・エギントンはコメント。「そして、ホンダ側も本当にそれに着手しており、我々はホンダが彼らのプログラムを実行する余地を残している」「ホンダは昨シーズンのインシーズン開発に力を入れてきた。彼らは多くのキロワットを見い出している。彼らは非常に急速に前進をはたいたし、我々はそのような状況でシーズンを終えた。それはすでに2018シーズンの開幕時から大きなステップだった」