2019年にレッドブル・ホンダでチームメイトとなるマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーは、シーズン序盤にいくつかの“問題”を起こすことになると二人と仕事をしてきたトロロッソのチーム代表フランツ・トストは予想する。フランツ・トストは、2015年と2016年の最初の4戦でマックス・フェルスタッペンのボスを務め、今シーズンはピエール・ガスリーを起用している。
二人ともF1で速さを示しているが、同時に気性の荒さもあり、過去にそれぞれのチームメイトと一悶着を起こしている。フランツ・トストは、マックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーと両方と仕事をした経験から来シーズンの序盤戦で二人は緊張関係を高めることになると予測。だが、両者はお互いに優位性を確立しようとするが、最終的には良い関係を築いていけると考えている。「良いパートナーシップになると期待している」とフランツ・トストはコメント。「両方のドライバーが成功したいと思っているし、遅かれ早かれレッドブルでもレース中に問題が起こるかもしれない」「だが、それはF1では普通のことだ。ドライバーはポジションを争っているし、二人とも成功したいと思っている。だが、二人ともプロなので、最高の方法で解決を解決することにいなるだろう」ピエール・ガスリーは、トロロッソ・ホンダと迎えた初のフルシーズンでバーレーンで4位、ハンガリーで6位で入賞するなどの活躍をみせ、レッドブル・レーシングへの昇格を勝ち取った。「ピエールは本当に良い仕事をしている。彼はシーズンを通して大きく改善したし、彼には本当に満足している」2019年、トロロッソ・ホンダはドライバーラインナップを一新。チームに復帰するダニール・クビアトとルーキーのアレクサンダー・アルボンを起用する。ダニール・クビアトは2014年にトロロッソでF1デビューを果たし、翌2015年にレッドブル・レーシングに昇格。しかし、2016年に何度かインシデントを繰り返した後、マックス・フェルスタッペンと入れ替わるかたちでトロロッソに降格。その後はスランプに陥り、2017年のシーズン終了を待たずして解雇されている。しかし、フランツ・トストは、ダニール・クビアトは2019年に状況にうまく対処すると期待している。「過去にはいくつか間違いがあったと思う」とフランツ・トストは語る。「GP3からF1に来たことは問題ないと思うが、レッドブルに行くのはちょっと早すぎた。彼は我々と1シーズンしか過ごしていなかったからね」「現在、彼ははるかに成熟している。彼はチームを知っているし、チームが彼に競争力のあるクルマを提供できれば、彼はそこにいるだろう。約束しよう」