トロロッソのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、F1メキシコGPの予選を振り返った。トロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーが14番手、ピエール・ガスリーが15番手。決勝はハートレーが7列目、ガスリーはPU交換のペナルティーにより最後列から、上位進出を狙う。
「まずはフロントローを独占したレッドブル・レーシングに祝福を送ります。本当によくやったと思います」とジョナサン・エドルズはコメント。「昨夜の雨により午前のプラクティス3は低い路面温度の中、ウエットでのスタートになりました。インターミディエイトタイヤで走るにはドライで、ドライタイヤで走るにはウエットな状態でしたの で、プラクティス3の前半はほとんど走りませんでした。良かった点としては昨日と違い、路面温度が低かっことで、そのお陰でマシンのスタビリティーとバランスが向上しました。金曜日にあまり走れなかったこともあり、ピエールはハイパーソフトタイヤを履いて走り、明日に向けてタイヤへの理解を深めることにしました。セクター1でのスリップストリームや前夜に行ったマシンのセッティング変更もあり、いい走りができました。ブレンドンは、1回目のアタックのアウトラップでバーチャルセーフティーカーに捕まってしまい、タイヤの温度を十分に上げられませんでしたし、2組目のタイヤではミスもしてしまいました」「ピエールは予選のQ2では走らない予定でしたので、Q1で3組の新品のハイパーソフトタイヤを使いました。彼は力強い走りを見せましたが、中盤のセクターでトラフィックに捕まってしまい0.2秒はロスしてしまいました。ブレンドンは2組の新品のハイパーソ フトタイヤを使いQ1で素晴らしい走りを見せましたが、残念ながらQ2ではいいタイムを出すことができませんでした。マシンの感触はよかったもののQ3進出を逃したことは残念です。決勝ではタイヤの消耗を抑えるための戦略が重要になるので、今夜は明日のレース戦略の検討に時間を掛けます」F1メキシコGP決勝レースは10月28日(日)午後1時10分(日本時間29日午前4時10分)にスタートする。関連:F1メキシコGP 予選:ダニエル・リカルドがポールポジション獲得!