アレクサンダー・アルボンが、2019年にダニール・クビアトのチームメイトとしてトロロッソ・ホンダでF1デビューを果たすとの噂が過熱している。報道では、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、日産に対してフォーミュラEの契約からアレクサンダー・アルボンをリリースするよう交渉を重ねているとされている。
アレクサンダー・アルボンは、今季からフォーミュラEにワークス参戦する日産と複数年契約を結んでおり、交渉は難航していると考えられている。フォーミュラEは10月16日(火)からバレンシア・サーキットで公式合同テストを開始しており、日産はセバスチャン・ブエミとアレクサンダー・アルボンの参加を発表していたが、アルボンは初日と2日目のテストで走行を行っておらず、トロロッソ・ホンダでのF1デビューのためのアクションだと考えられている。アレクサンダー・アルボンは、カートとフォーミュラ・ルノーでレッドブルの支援を受けていたが、2012年にプログラムを外されている。だが、ヘルムート・マルコは、今年ブレンドン・ハートレーを起用し、来季はダニール・クビアトを復帰させるなど過去にプログラムを外したドライバーを再び起用しており、アレクサンダー・アルボンに再び注目するようになったと考えられている。また、候補に挙げられていたパスカル・ウェーレインがフォーミュラEにコミットし、ミック・シューマッハはF1昇格前にシングルシーターでさらなる経験を積むことを望んでおり、獲得可能なドライバーがほぼいなくなってきている。アレクサンダー・アルボンがF1シートを獲得すれば、2019年のF1グリッドにはジョージ・ラッセル、ランド・ノリスとともにF2ドライバーが昇格することになる。その一方で、ブレンドン・ハートレーはシートを喪失することになる。