トロロッソのチーフエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、F1日本GP初日のトロロッソ・ホンダの作業を振り返った。ホンダは、今回のF1日本GPに前戦の金曜日に使用した“スペック3”エンジンを再導入。トロロッソ側も新しいパーツを持ち込んで作業を実施した。
初日のフリー走行ではブレンドン・ハートレーが10番手タイムを記録。ピエール・ガスリーはFP2で燃料システムに問題が発生して修復作業が必要となったことで終盤に10周しか走行することができなかったが、それでも13番手タイムをマークした。ジョナサン・エドルズは、ホンダのスペック3エンジンはドライバビリティとパフォーマンスの両方で改善を示していると語る。「FP1は非常に生産的であり、空力とメカニカルセットアップのテストを実施した。ブレンドンはインスタレーションラップでレーキ作業を完了し、トラックと風洞およびCFDとの相関関係をさらに改善させるためのデータを収集した」とジョナサン・エドルズはコメント。「日本は非常に高速なサーキットであり、非常に安定した空力プラットフォームをマシンに搭載することで利益を得ることができるので、我々はここでそれに取り組むための新しいパーツを持ち込んだ。それらはうまく機能していたので両方のクルマに引き続き搭載された」「他の主な焦点はホンダの最新PUの再導入だった。彼らはロシア以降、マッピングとキャリブレーションを改善するためにダイナモで懸命に作業してきたし、それらの変更はすべて予想通りに機能していた。最新PUのドライバビリティとパフォーマンスは改善されているし、ホンダに感謝したい」「ブレンドンにとってFP2はスムーズで生産的なセッションだったし、バランスは向上し、クルマから良いラップを引き出していた」「前年ながら、ピエールにとっては午後のセッションはそれほど実りのあるものではなかった。コースに出る前の最後の始動で燃料システム内に問題が発生し、セルないのパーツを変更する必要があった。通常、それには少なくとも2時間はかかるが、メカニックたちは素晴らしい仕事をして記録的な時間でパーツを交換し、ピエールはセッション終了間際に走ることができた」「もちろん、それによって多くの妥協を強いられた。彼はDRSを使って速いラップを刻もうとしていたが、他の全てのクルマはレースシミュレーションを実施していた。それでも、我々はトラフィックのなかに小さなウインドウを見つけ、ピエールはバランスの感触を得ることができた」「クルマは比較的競争力があるように思っており、FP3以降スムーズな走行ができるように今夜は懸命に作業をしていく」関連:・F1日本GP フリー走行2回目 結果 | ルイス・ハミルトンがトップタイム・F1日本GP フリー走行1回目 結果 | ルイス・ハミルトンがトップタイム
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